自分を労ること、仲間に寄り添うこと ~コミュニケーションを円滑にするために~

「自分には無理だ!」「自分なんて無能だ!」と物事を投げ出し、自己否定のサイクルに陥りそうになったら、一呼吸おいて周りを見回してみることも大切です。きっとそこには自分のことを見守ってくれていたり、支えになってくれている人がいるはずなのです。誰も一人で生きてるわけではありません。皆が孤独であり、皆が孤独ではないからです。
発狂したくなるほど辛くなったり、自分を見失うほど何かに追われたりしたときには、いったん立ち止まってみる勇気も必要なのだと思います。誰かに思いきり甘えてしまうことも必要です。いつも強くて大きい自分を演出する必要はありません。自分という強固な仮面をたまには外して、ありのままの自分を労ってあげることも大切なのではないでしょうか。
それは誰にでもあることで、特別なことではありません。もし周りにそういう仲間がいたら「無理するなよ」「大丈夫?」といった言葉をかけるよりも、ただ傍にいて、話を聞いて、一人じゃないよって黙って見守ることができたらいいのかなと思います。それだけで人は勇気づけられるものだし、次に進めるものだと思います。
部活でも同じことが言えます。
なにも自分だけが頑張っているのではありません。一人ひとりが互いに支え合いながら、より心に響く音楽をつくりあげるために頑張っているはずです。
要は一人ひとりのベクトルが少しずつ違うだけのことです。その違いがまたより良いものをつくりあげるエネルギー源にもなります。
違いを認め合い、共に歩んでいくこと。
それをみんなが決意できたとき、そのバンドは一つの方向に向かって走りはじめる気がします。一人ひとりがもっているエネルギーが大きければ大きいほど、一直線に。途中で転んでも道を誤ってもいいのです。とにかく奏でたい音楽のためにみんなで走り続けることができるかが大切なのだと思います。
想いを出し合って、ぶつけ合って、練りに練って、そこから人の心を動かす音楽は生まれます。なかなか想いを外に出すための勇気を持てずにいる子どもたちももたくさんいます。
その想いをいかに引き出せるか。
ありのままの想いを出すことができる雰囲気づくりをできるか。
それが今自分に求められているように思います。
自分を労り、仲間に寄り添える、そんなチームを築いていきたいものです。
(Twitterまとめ)

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