音楽づくりと人間関係づくりは同じもの ~敵か味方ではなく、皆仲間となるために~

誰一人として「下手になりたい」「つまらない活動をしたい」とは思っていないはずなのに、目標やアプローチなどの違いによって、気持ちがぶつかり合ったり、すれ違ったりしてしまうことがよくあります。
それは一人ひとり考え方が少しずつ違うから仕方がないし、そこから良いものが生まれることもあるので、一概に悪いことでもないと思います。
でも、その中で悩み、傷つき、部活を去っていった仲間のことを思うと、もう少し何かできることはなかったのかと考えることもしばしばです。
動機はいろいろあるにしても、もともとは音楽を思いきり楽しみたくて吹奏楽部の門を叩いたはずです。誰も互いの足を引っ張り、誰かを傷つけるために部活に入ったわけではないはずです。
それを分かった上で、どんな活動をしたいと思っているのか、そのためのアプローチとして自分たちに一番向いていると思う方法は何なのか、真剣に話し合うことは絶対に必要なことだと思います。
部活のメンバー一人ひとりはみんなかけがえのない仲間であり、敵とか味方で分けられるものではありません。
渦中にいる人にとってはきれいごとにしか聞こえないかもしれません。
正面切ってぶつかっていったところで、陰口を叩かれてしまうのが現実かもしれません。でも、少しでもいい音楽をつくりたいと思うのであれば、音楽づくりと同じで周りの意見を聴き入れながら自分の意見も言える環境を整えたいところです。
昔に比べたらやりづらいだろうなと思うところもたくさんあるし、これだけコミュニケーションツールが多様化する中で、面と向かって自分の意見をはっきり言うには勇気がいることと思います。
だからこそ、子どもたちが自分を出しても大丈夫と思えるように、SOSに気づけるように自分自身を磨いていきたいものです。
(Twitterまとめ)

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