一に音楽、二に音楽、結果は後からついてくる

バジル先生のブログ「金賞を目指すより‥‥」 http://t.co/YxRDE90ovW を読んでいていろいろ考えさせられることがありました。
そのきっかけは『生徒を、わたしが大好きな吹奏楽というものに導きたい』という真意に気づかれた先生、『この曲の世界に、聴いているひとをお誘いする』という目標を立てた生徒さんの言葉でした。
自分も目先の結果にこだわることなく、自分が大好きな音楽の世界に生徒たちと共に向かっていきたいと思っているのだな、と。
そんなことを考えていたら、ふと、高校時代の化学の恩師の言葉を思い出しました。
それは、
「化学はね、一に実験、二に実験、学力後からついてくる」
という言葉です。
化学が苦手だった自分が、今、子どもたちに化学を教える立場にいます。
きっと音楽でも同じで、コンクールでも演奏会でも練習でも「一に音楽、二に音楽、結果は後からついてくる」のではないでしょうか。
たまたま今日の帰り道、全国大会も経験している同僚と「やっぱり音楽は『音楽』じゃないとね、『音が苦』になったらおしまいだよね」という話になりました。
『音楽』をするための努力は必要だけど、『音が苦』になってしまうほどの忍耐は必要ないのだと。いかに能動的に音楽を奏でられるかなのだよなと改めて思う出来事でした。
だからこそ、生徒たちに『音が苦』をさせてはいないか自問自答してみます。
自分は子どもたちに『音楽』の楽しさを伝えるために今の仕事をしているのではないかと自問自答してみます。
今はまだ胸を張って『音楽』をしていますと言い切れない自分がいます。でもやっぱりそこから始めないといけないのだと改めて思います。
本当に楽しい音楽の世界を味わうために、自ら追究していくことは、ちょっとくらいつらくても、楽しく思えるのが不思議なところでもあります。
その領域まで生徒たちを引き上げていきたいし、本当に『音楽』っていいなって思って、一生の共になるような存在になってくれたらこれ以上嬉しいことはありません。
そんな初心を忘れないようにしたいし、自分自身も音楽を心から愛し、かけがえのない存在でいられるように「やりたい」と能動的に思える努力は欠かさないようにしたいと思います。そしていつまでも成長し続けられる自分でいたいです。
演奏者が真剣に自分たちがつくり出したいと思う音楽に向き合い、心の底から楽しむことができれば、その瞬間にしか味わうことのできない世界を生み出すことができます。その世界にお客様を音楽の力でお誘いすることができたら、そんなに素敵なことはないと思うのです。そういう音楽を奏でられるように、また明日から頑張っていこうと思います。
(Twitterまとめ)

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