吹奏楽指導者として目指したいこと

副顧問、かつ理科の教員といえど、私も吹奏楽指導者の端くれです。今回のコンクールの取り組みを通していろいろ考えさせられたし、Twitterでいろいろな方々とお話しさせて頂く中で、自分が目指したいことが改めて明確になってきました。ということで、今日は決意表明ではないですけれど、そんなことをつぶやいていこうと思います。
①学び続ける人でありたい
昨日は仕事の帰りにラッパのレッスンでした。
リップスラーと曲を中心にみていただいたのですが、音の鳴るツボをみつけること、息をうまくコントロールして使うこと、タンギングの使い分け、客席を意識した音の出し方など…。まだまだ効率悪い鳴らし方をしているので、今日教わったことを活かしたいなと思いました。
特に楽器を鳴らすツボを見つけて楽に響かせること、使うべきところに力を使うためにどうすればよいかを考えること、そして出てくる音で判断すること、そうしたことは指導をする上でもとても大切になってくるような気がします。やっぱり自分自身が楽器や音楽のことをもっと知って、的確な指導ができるようになりたいと改めて思うようになりました。
きっとこうやって学び続け、いろんなことをつかんでいく中で指導者自身も成長できるし、生徒に還元することもできるはずです。
引き出しがいっぱいあれば、スパルタ根性論に頼らなくとも、理論立てて理解し、生徒自身が自ら考えて能動的に練習していく道筋が拓かれていくような気がします。
②生徒たちに音楽を奏でる喜びを体感してほしい
フォロワーさんたちの「金賞とったー!」「県大会だー!」「悔いのない演奏ができた!」というtweetを見ると何だか気持ちがホッコリすると同時に、うちの生徒たちにも同じ様な感激を再び味あわせたいと思います。偏ったコンクール至上主義にはなりたくないけれど、やっぱりいい思いをさせてあげたいからです。
それが日頃から頑張ってきている生徒への恩返しだとも思うし、指導者として「できるようになった」という実感をいろいろな形で生徒たちにもってもらって、さらに音楽を楽しんで追究していこうという気持ちをもってもらえるようにしたいと思います。コンクールの結果もその一つなのかもしれないなと思います。
もちろん、コンクールの結果だけではありません。
日頃の合奏の中で音が良く混ざったときの何とも言えない感動、お客様の割れんばかりの拍手、実際に経験してみないと味わうことのできない感動や喜びをたくさん感じてほしいなと思います。
③真の厳しさを持った指導者になりたい
人間が奏でる音楽に完璧などありません。
だからその場、その空間でしか味わえない感動もあるのだと思います。
「ミスしてはいけない」「外してはいけない」というプレッシャーをかけて、根性論で音楽をやらせようとしても、どこか歪みが生じてしまう気もするし、音楽的かと言われたら疑問を感じたりもします。
生徒が萎縮してしまい、本来持っている力、本来引き出せるはずの力を埋もれたままさせてしまうのは指導とは呼べないように思います。どれだけ生徒一人ひとりが自信をもって奏でられるか、楽しく音楽を創造していけるか、そのためにそっと背中を押したり、フォローできる指導者になりたいと思います。
厳しさとは怒鳴ることでも、切り捨てることでもありません。
どんな一人ひとりも見捨てずに、一人ひとりの可能性を信じて、一人ひとりに応じた的確な指示を出し、一人ひとりの「奏でたい」という想いに最後まで付き合うこと。ある意味、そのしつこさが厳しさと呼べるのかもしれません。そんな厳しさを持てたらいいなと思います。
あとは実践あるのみ!
また今日から頑張っていきたいと思います。
(Twitterまとめ)

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