あなたは「上書き保存」タイプ?「名前をつけて保存」タイプ?

人は「過去の思い出を大切にしながら生きていく“名前をつけて保存”タイプ」「過去を踏み台にして生きていく“上書き保存”タイプ」に分かれるらしいです。

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自分は前者なので、つながりをたどって新しい世界に飛び込んでみたり、同窓会でもネタ提供に一役買うことができたりする反面、過去にとらわれすぎて次の一歩が踏み出せないこともあるのが悩みの種だったりもします。
どちらがいい、ということでもありませんが、自分は最近、新しい経験でどんどん「上書き保存」していけたらいいなぁと思っています。しかし、いちいち経験を「名前をつけて保存」し記憶として残していく性分が簡単に変わるわけでもなく、時折重たくなってフリーズしてしまうこともあります。
それを人に話すと、
「ウジウジしてちゃもったいない」
「過去から生まれるものなんてない」
「今を生きればいい」

といった声をかけられることが多いです。
先日やっていたテレビ番組の中で、ライブドア事件で有名な堀江貴文さんが次のようなことをおっしゃっていました。
「過去にとらわれず、未来に怯えず、今を生きろ」

確かに今やりたいこと、すべきことをがむしゃらにやっていれば、過去の失敗をひきずったり、すぐに解決することのない問題で悩んでいたりする時間なんてないような気もしますし、結果として確実に前進できるようにも思います。
でも、フリーズしてしまっているときに、正論をぶつけられても、なかなかスムーズに吸収することができないこともあるかもしれません。
ただ、そんな自分も自分なのです。
時間はかかるかもしれませんが、処理できるスピードをあげるためのメモリ増設(=自分のスキルアップ)と外付けHDDの容量(=話を共有してくれる友達)でも増やして、自分で処理していくしかないような気がします。
これらのことは音楽をやる上でも関わってくることです。
例えば、過去に上手くいかなかった経験や、言われた言葉などがトラウマになって、本当は音楽が好きで楽しくやりたいにも関わらず、なかなか心から楽しめずにいる人は少なくないように思います。
でも、もしそんな「名前をつけて保存」タイプの人だったとしたら、悪い記憶だけではなくて、成功体験や楽しかった記憶もどこかに残っているはずです。
たまにその楽しかった記憶を呼び戻して、幸せな時間に浸ってみること。そして、またあんな風に楽しみたいと思って、それを胸に練習と向き合ってみること。
それは、「名前をつけて保存」タイプだからこそできることのようにも思います。
そんなことを繰り返す中で、ゆっくり前に進んでいければよいのかなと思います。
自分も人より時間はかかるかもしれないけれど、焦らずに“自分コンピューター”を使いやすくしていきたいものです。

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