習慣はかんたんに身に付くが、手放すのは難しい ~ATレッスン記録~

今日のブログは先日のBody Thinkingの授業で学んだこと・気づいたことをまとめていこうと思います。
[観察ゲーム]
<方法>
 ① 観察する人、観察される人、変化させる人、その他の人に分かれる
 ② 観察される人のことを、観察する人が観察する
 ③ 観察する人が目を閉じている間に、変化させる人が観察される人の状態を変える
    例) ズボンのすそを折る、時計を外す、手の向きを変える など
 ④ 観察する人が目を開き、観察される人の変化をあてる
   このとき、その他の人は観察する人の視線がどうなっているか観察する
<分かったこと>
 ・変化したことに気づける場合と気づけない場合があるが、変化したところに視線がいっている
  →見えているものは認識していない者も含め、全ていったん脳に記憶される
  →思い出せるかどうかは、検索した時にひっかかるかどうかの違いである
  ⇒「観察する」「どこをどうやって見る」とは、はかりしれない可能性がある
 
 ・「見えているつもり」になっていると、見えるはずのものも見えなくなってしまう
  ⇒「見えはじめる」と、「見えている」ことを使って推測を始めてしまう
  ⇒ただ「情報を受け取る」ように観察することが大切
[習慣を見つけるゲーム]
 A. キャッチボール
 <方法>
  ① 円になって、しばらくの間キャッチボールをする
  ② 受け取る人が「ボールをとらない」という選択肢もありにしてみる
 <結果>
  ・ボールが自分のところにくると、「とらない」という指示を送り続けていないと、とりにいってしまう
 B.いすからの立ち座り
 <方法>
  ① いすに何回か座ったり、立ち上がったりを繰り返す
  ② 別の人がいったんいすを遠ざけ、立ちっぱなしの時間をつくる
  ③ いすを再び近づけるは、立ちっぱなしを維持する
 <結果>
  ・いすを再び近づけられると、座ろうとする筋肉がはたらきはじめてしまう
 <分かったこと>
  ・ちょっとしたことを反復するだけで、かんたんに習慣は身に付いてしまう
  ・どんなことでも初めは意識的に行動していて、反復練習しているうちに無意識な動き=習慣となる。
   →習慣化する過程で不必要なことも入り込んでしまうが、それを検証するチャンスがない
  ・習慣を抑制するためにはそれなりの指示を送る必要がある。
  ・必要な習慣もあるけれど、別の選択肢(例えば下の①~④)を持ち合わせていると自分の幅も広がる。
   ①やろうと思っていることをやる
   ②やっていることをやり続ける
   ③やろうと思っていることをやめる
   ④やろうと思っていることと違うことをしてみる
  ⇒このように多様な選択肢(=可能性)を用意したおくことて、気持ちはとても楽になって、演奏だけに集中することができるようになる
[アクティビティ]
大きな音や高い音で吹いたときに首が固まって痛くなることを見ていただいきました。
結局プレスに対抗する力が上半身、特に首にかかっていたことが分かりました。
そこで、頭が動けて、足も含めて体全体を使ってその力を受け止めてみたら、とても楽に吹けるようになりました。

画像

この他にも、鼻腔と響きの関係、気道の位置などを教えていただきましたが、そのあたりはまた別の機会にまとめていきたいと思います。今回も盛りだくさんの大変勉強になる授業でした。
これで1学期のBodyThinkingも終わり。夏休みにしっかり復習して試験に備えたいと思います。

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