ありのままの自分と仲間を受け入れる ~一つの音楽を奏でていくために~

そろそろ期末テスト一週間前。テストが終わったら10日ほどでコンクール地区大会本番。そう考えると、残された時間は本当に限られているということが分かります。
今、一人一人ができる精一杯まで練習をやり込んでいるでしょうか?細かい練習から逃げずに、丁寧に練習ができているでしょうか?
合奏は一人一人が持てる力を最大限出し合ってこそ意味のある練習になります。「なんとなく」の状態で臨む人が多いと、互いに寄りかかってしまい、「合わせる」という状態には程遠くなってしまいます。残り限られた練習時間を効率よく使って、細かいところまで自分で自信をもてるようになるまで音楽を仕上げていって欲しいなと思います。
さて、今日のつぶやきのタイトルは「ありのままの自分と仲間を受け入れる」とつけました。ここからその本題に少しずつ触れていきたいと思います。
①ありのままの自分を受け入れる
ともすると自己否定になってしまうこともありがちですが、ありのままの着飾らない自分の実力を正しく評価してあげることはとても大切なことです。
合奏でも本番でも、自分で練習したこと以上のことがいきなりできるようになるということは非常に稀です。でも、自分が精一杯練習してきたことは、必ず味方になってくれるものです。
「自分自身でやってきたこと」の精度をどれだけ高められるかが、自信にもつながるし、結果としてバンド全体のレベルアップにもつながるのです。
だからこそ、毎日の練習の中で、「できるようになったこと」に少しでもたくさん気づけると良いし、「自分が奏でたい音楽のためにこれからどんな練習が必要か」を考えていくことはとても大切です。
ありのままの自分を受け入れて、その自分が奏でたい音楽のために何ができるかを貪欲に追究していくことこそ、今求められていることの一つなのかと思います。
②ありのままの仲間のことを受け入れる
音楽を共にやる仲間のことを信頼できなかったら良い音楽は生まれません。ありのままの自分を受け入れることができたなら、ありのままの仲間一人一人も心から受け入れたいところです。なぜなら、そういう仲間とは何も言わずともピッタリ演奏がうまくいくものだからです。
でも、モチベーションの大きさが違ったり、やる気のベクトルの方向が違ったりすることで、必ずしも仲間全員と分かり合えないことも少なからずあるかと思います。
そういうときはどうすればいいのでしょうか?
とても難しいことだと思いますが、一ついえることがあるとすれば、「仲間も精一杯自分のできることを頑張ろうとしている」ということを信じることでしょうか。
もしかしたら、自分が求めているものに到底追いつかない仲間もいるかもしれません。でも、「演奏をぶち壊してやろう」と思ってバントにいるメンバーはいないはずです。多かれ少なかれ、音楽が好きで、よりよい演奏がしたいからこそ、その場にやってくるのだと思います。
だからもし自分一人で頑張っていて、みんながついてきてくれないという思いを抱えている人がいたら、仲間一人一人と直接コミュニケーションをとる機会をできるだけとってみてください。一人一人がどのような気持ちで練習に来て、コンクールに臨もうとしているのかを知ることで、考えが変わってくることもあるはずです。
吹奏楽は奏者同士、そして、奏者と指揮者の信頼関係によって成り立っている音楽です。「仲間を信頼できているか?」常に自分に問い続けられるとよいなと思います。
(部内通信草稿)

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