ありのままの自分を受け入れて上達する!

先日、元陸上選手の為末大さんが次のようなツイートをされていました。
プライドが高い人の特徴は
1、他者の評価が全て
2、成長という視点がない
3、生きている世界が狭い
4、自信が無い
突き詰めると4に集約されるとは思うけれど、特徴として現れるのは1、2、3だと思う。

一見すると、「プライドが高い」と「自信がない」という言葉は矛盾しているようにも感じますが、確かに自信がないからこそ、自分を守るために見た目上プライドが高くなってしまうことはあるように思います。
ありのままの自分を受け入れることは勇気のいることです。なぜなら、自分のいいところだけでなく、悪いところ、弱いところもすべて受け入れなくてはいけないからです。でも、自分は自分。それ以上でも以下でもありません。だからこそ、「ありのままの自分を肯定する」という意味でのプライド(自尊心)を持つことは大切だと思います。
自分のすべてを受け入れる勇気がなくて、狭い世界の中で他者の評価ばかり気にしてしまうのは、結果として自己否定をしていることになりかねません。自己否定は結果として、自分に苦しみを与えてしまうだけです。そして、「自分はどうせ~できない」ということから逃避するために殻に閉じこもり、自らの成長を自らの手で阻むことにもつながりかねません。
吹奏楽をやっていく上でも同じようなことが言えると思います。
目指す目標がどんなに高かったとしても、コンクールの結果(他者の評価)だけが全てであったり、「吹奏楽」という限られたジャンルの中でだけしか考えられなかったり、どこかに「○○高校はすごいけれど、自分たちには無理だ」という諦めの気持ちがあったりすると、自己否定のサイクルに入りやすいように思います。
自分たちはどんな音楽を奏でたいのか。
今の自分たちの実力をありのままに受け入れられているか。
そして、理想に近づくために何から始めていけばいいかを知っているか。
これだけができているだけで、本当の意味での自尊心、自己肯定感をもって前に進んでいくことができると思うのです。
バジル先生が、ブログの中で次のようなことを書かれていました。
『練習というのは、そういう「まだできない」ことにチャレンジしていくなかで自分のキャパシティの最前線を使って行くこと』

確かにそう思って練習していけば、できなかった自分を許してあげながら、自分の限界を高めていくことができるように思うし、自己肯定感も自然と高くしていけるのかもしれません。
こうした中で、指導者が一方的に怒鳴りつけることを続けてしまうと、受け身になってしまい、自分から創造することができなくなってしまうようにも思います。萎縮し、自己否定に走ってしまうかもしれない。そう考えると、指導者がいかに生徒の自己肯定感を高め、本当の意味で自尊心を高く持てるようにサポートしていくことも求められているような気がしてなりません。
指導者も奏者と共に音楽をつくり上げていく仲間だと思えば、一方的な指導などありえません。指導者だからこそ、双方のコミュニケーションをとることを大切に考えたいし、その中で真の自己肯定感を見いだしていけるようにしていけたらなと思うばかりです。
訳が分からない文章になってしまいましたが、今日はこの辺で。。。
(Twitterまとめ)

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