音程が合わないと思ったら…

先日、サックスの子が、どうしてもピッチが合わないと相談してきました。
そこで、JBAの秋山先生のゼミナールで教えていただいた、ネックまでで音程がとれているかを確認してみました(アルトサックスの場合は実音ラ♭が出る)。
案の定、その時点で音程がずれていました。角度と噛み具合を調整し、その状態で音程が合うようにしてから再び楽器でチューニングしてみたところ、なんとバッチリOK!! 当然のことですが、基礎的奏法は大切だなと改めて考えさせられる出来事でした。
特にアンブシュアが定まっていない初心者の場合、一回一回、当てる位置、角度、プレスの強さ、噛み具合などをチェックしてあげて、良い状態を習慣化してあげることも必要かもしれません。
基礎的な奏法ができていない状態でチューナーとにらめっこして、チューニング管の抜き差しだけで音程を合わせようと思っても、合うはずがありません。それで「合わせてこい!」だけ言う指導者も考えものです。
吹奏楽の楽器のほとんどは作音楽器なだけに、チューニング管や指などに頼らず、まずは頭の中で鳴らそうとしている音の音程が鳴らせているか、声に出して歌えるかということが何より大切です。
そして、その次の段階、マウスピースや頭部管だけで鳴る音を確認し、基礎的奏法を確認することも時に大切になってくるような気がします。
結局のところ、やっぱり頭で鳴らせてない音は出ないのだよな、逆を言えば頭で鳴らせてる音なら出せるんだよな、と思いました。

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(Twitterまとめ)

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