部活と学習の両立について

部活で課題とされているところが、勉強をする上でも大きな課題となるところはたくさんあります。
「頭のいい人は何でもできる」ととらえる人もいるでしょうが、下に書いたように「自分の課題が何か分かっている」「いつまでに何をやる必要があって、どのくらいのペースですすめていくべきか分かって実行している」「できるようになるまで粘り強く努力する」ことができる人は、最低限のことはできるようになるように思います。もちろん口で言うだけなら簡単なのだけどね…。それを実行していくためには、前に述べたような時間の使い方や体調管理というものが非常に大切になってきます。要はすべてつながっているのですね。あまり私も偉そうなことはいえませんが…。
★部活で求められること
・いつまでに曲を仕上げるのかを考えた上で課題を明確にし、どのような練習をすればよいか計画を立てる。
・毎日、ロングトーンなど基礎を大切にして、曲を演奏する土台をつくる。
・自分の苦手な箇所を抜き出して、原因を探りながらできるようになるまで何度もさらう。
・自分がどのように演奏したいのかを考え、イメージをふくらませながら演奏する。
・基礎練でできていることを、曲にも応用できるようにする。
・一人ひとりが自分の音に責任を持って、積極的に合奏に参加する。
・一度きりの本番で最高のパフォーマンスができるように、1回1回の練習でも力が発揮できるように集中して取り組む。中途半端な状態で妥協しない。
★学習で求められること
・テストまでにやるべき課題を明確にし、どのように学習すればよいか(何をどのくらい)計画を立てる。
・毎日、単語や漢字、計算など各科目の基礎となるドリルワークをコツコツ続ける。
・間違えた問題や分からないところは、完全に理解できるまで、しつこく取り組む。
・覚えてきた知識を自分の言葉でかみくだいて説明したり、それぞれの知識を結びつけて考えることができるように、頭の中で知識を組み立てる練習をする。
・ただ板書をうつすだけではなく、頭を活性化して、積極的に授業に参加する。
・テストでケアレスミスをしないように、普段の学習から集中して丁寧に取り組む。分からない事をそのままにせず、いろいろな出題に対応できるように応用力を磨く。
こうしてみると、練習でも学習でも大切な部分は共通していると言えます。
だからこそ、部活を最後まで頑張り抜いた人は、受験にも強いと言えるのだと思います。
中途半端に、受け身で部活をやっていてもその力はみにつきません。
一生懸命に頭を使いながら練習を重ねるからこそ、最後の馬力が違うのだと思います。
ぜひ、学習が上手くいかなくて部活を辞めようと考えている人も、
部活を続けながら頑張って欲しいと思います。

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部活と学習の両立について” への1件のコメント

  1. 部活と学習の共通点 ~計画実行・環境整備・反復練習~

    以前のブログで、「部活と学習の両立」について書いたことがありますが、今回はかつての部活通信でもう少し突っ込んで書たものを紹介したいと思います。

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