先日のブログでも少し触れましたが、新学年になって、新しくリーダー的な役割に立つことになった中高生も多いことと思います。
私自身も経験がありますが、ともするとリーダーは孤独です。自分がいくら頑張ってもみんなが分かってくれない、と思ったりすることもあるかもしれません。
でも、実はそんなことはないのです。
人前に立ってみんなのことをまとめたり、リードしたりすることは難しいことです。それは、同じ音楽をつくろうとしている仲間であったとしても一人ひとり考え方も性格も違う人間だからです。
だから一人で仕切ろうとしないで、周りの意見も聴きながらいろいろ試してみればいいのかなと思います。うまくいかなければ次のプランを試してみればいいだけの話なのです。
リーダーほど責任を感じて、自分でやらなくちゃと自分を追い込んでしまうことも少なくないのは事実です。確かに責任もあるし、やらなきゃいけないこともあるけれど、周りを見回してみると、助けてくれる仲間がいるはずです。
もしかしたら頼りなく見えるかもしれないし、自分の意図するようには動いてくれないかもしれません。でも、それは当たり前。人が違うのですから、考え方や感じ方は少しずつ違うはずです。
だから、とりあえず信じて任せてみること。そこから信頼関係が生まれていくように思います。
そんな信頼関係の中で、お互いの思いを出し合い、時にぶつかり合いながら、集団というものは育っていくような気がします。
初めから上手くいくこともないし、全てが上手くいくわけでもありません。ゆっくり焦らずにリーダーとして成長していけたらよいような気がします。
迷っても、悩んでもいいんだ。
しっかりしていなくても、失敗してもいいんだ。
そんな風に思って、少しずつリーダーとしての役割を果たしていけるようになると良いのかなと思います。
自分がよかれと思っていることが、相手には伝わなかったり、あまりよく思われないこともあるでしょう。でも、だからこそ自分で背負うのは自分のことだけにしておくこと。多少無責任に聞こえるかもしれませんが、他人のことはその人に任せてしまうのもありなのかなと思います。
その中でも、きっと通じ合うものはあるはずですから…。