「頭についていく」とはどういうことか? ~ATレッスン記録~

昨日はBodyThinkingの授業でした。
授業のまとめはこれから少しずつしていくことにするとして、今日は「頭についていく」とはどういうことかを実感できるアクティビティについてまとめておきたいと思います。
①頭さん役と、脊椎さん役に分かれます。
②頭さんの後ろに、脊椎さんが手を軽く伸ばした状態で触れます。
③頭さんが動き出すと、脊椎さんたちはそれについて動いていきます。

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これが、一つの「頭についていく」という意味だと考えられます。
④頭さんの後ろに、脊椎さんが手をギュッと固めた状態で触れます。
⑤頭さんが動き出すと、脊椎さんたちはついていこうとしますが、非常について行きにくい状態です。

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これが、自分を上手く使えていない状態です。
⑥脊椎さんのうち誰かが、ギュッとかためるのをやめます。
⑦他の脊椎さんたちもかためないほうが楽だと気づいて、かためるのをやめます。

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これがもう一つの「ついていく」と言う意味です。
解釈がちょっと違っているかもしれませんが、私は体の中で起こっている「気づきの連鎖」も「ついていく」という意味に含まれるのかなと思いました。
このアクティビティを通して、アレクサンダー・テクニークでよく言われる「頭が動けて、体全体がついてきて」ということが視覚的にも体感的にも改めて理解することができました。
本来、動物は頭から前進していくものです。
しかし、人間は直立二足歩行をはじめてしまったばかりに、頭から前に進むという本能的なものがうすれてしまっているような気がします。だからといって、頭から突進していったらそれはそれでおかしいわけですが、本来持っているはずの動物的な動きを自然にすることができるようになれば、自分自身の使い方も自然になってくるのかなと思います。
改めて、それを試行錯誤しながら発見したアレクサンダーさんはすごい!と思いつつ、自分自身がまず身につけられるように地道に学んでいこうと思うのでした。
P.S. トレーニーのみなさん、間違っていたらご指摘下さい!!

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「頭についていく」とはどういうことか? ~ATレッスン記録~” への1件のコメント

  1. 頭が繊細に動けて、体全体がついてくる ~ATレッスン記録~

    アレクサンダー・テクニークのレッスンを受けると、「頭が繊細に(自由に)動けて、からだ全体がついてきて…」という言葉を、先生がくり返しおっしゃっることに気づくかと思います。これはF.M.アレクサンダー氏が発見した頭と脊椎の関係、いわゆる「プライマリー・コントロール」を自分自身に向けてディレクション(方向づけ)ていくときに使われる言葉です。

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