「結果」より「過程」を大切に ~ATレッスン記録~

今日も先日のBody Thinkingクラスで学んだことをまとめていこうと思います。
■「エンドゲイニング」という言葉について
エンドゲイニングは直訳すると「目的達成主義」といいます。
目的を持つこと自体が悪いことなのではなくて、目的(結果)に執着するあまり、そこへたどりつくための道筋を考えられていなくて、結果として目的が達成できなくなるところに問題があります。
また、就職試験など、直接自分が結果をコントロールできない場合もエンドゲイニングになりやすいと考えられます。
「受かりたい」と願っていても結果はどうなるかわかりません。でも、受かる可能性を高めるために何をすれば良いかを考えて行動することはできます。
そのように「過程」を大切にし、結果にとらわれすぎずに、そこに向かって何かしら挑戦できた自分を素直に受け入れることができたらよいのかなと思いました。
■アレクサンダー・テクニークを学ぶとは?
アレクサンダー・テクニークを学ぶことは、野球でピッチャーがフォームを変えるようなものだと考えてみます。
もしより効率の良い体の使い方ができるフォームに改造できれば、将来的にはさらに能力を伸ばすことができるかもしれません。でも、今までの投げ方で速球が投げられていたのに、フォームを変えると一瞬投げられなくなることもあります。
そんなとき、昔の習慣(旧自分)が顔を出すことがあります。
「昔の自分だったら、もっと速球が投げられていたよ」
そんな旧自分が出てきたとき、それを「ダメ」と決めつけずに「こいつも使えるかも」と思って受け入れてみるのもありだけれど、とりあえず「速球を投げる」という目的は置いておいて、「フォームを変える」ということに専念することが大切なことです。
確かに、アレクサンダー・テクニークは自分で身につけようと意識していないと、今までずっと自分がやってきた「use(使い方)」にすぐ戻ってしまいがちです。せっかくレッスンに行って良くなっても、自分で意識し続けていないと、元に戻ってしまいます。
「より素晴らしい音楽を奏でたい」という目的は持ちながらも、そこにたどりつくための道筋を大切に、じっくりテクニークを身につけていきたいと思いました。
■「座り方」を考える
アレクサンダー・テクニークには「チェア・ワーク」というものが存在するくらい、椅子に座る、立ち上がるという動作に注目することが多いです。それだけ普段の生活の中で基本的な動作だからこそ、丁寧に自分を使うことが大事なのかもしれません。
多くの人は座るときに、座面にお尻をつけてから背筋を伸ばそうとする。これは、重力に負けないために起こる自然な動作です。しかし、必要以上に背中が反ってしまうことで、腰を痛めたり、楽器を演奏するときには呼吸がうまくとれなかったりという弊害が生じてしまいます。

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そこで、後から変化させるのではなく、動き始めるところで方向性を決めてあげるようにします。
具体的には、「恥骨(もしくは腿後ろ)が後ろに行く」と思って座り、座面にお尻がついたら、大腿骨が回転すると考えて背中を起こしてみると、背中を反らせずとも重力とのバランスがとれた座り方ができます。

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■骨盤定筋群のマッピング
呼吸と骨盤底筋群は切っても切り離せない関係にあると言われています。
では、骨盤底筋群はどのあたりにあるのでしょうか。
それを実感できるアクティビティをゆか先生にして頂きました。
それは、先生の手の上に座って、座骨を触ってもらうというものです。
そして、座骨と座骨の間に骨盤底筋があって、座骨の外側に足があるととらえます。

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意外と骨盤底筋群は狭いエリアにあること、足は意外と外側についているのだということを実感することができました。このように、触覚を通して自分のボディマッピングをプログラムし直していくのもとても分かりやすい方法だなと思いました。
場所が分かれば、そこを意図的に使おうとすることができる。
そう思って、自分が必要としている骨や筋肉を一つひとつ意識して使えるように学んでいこうと思いました。
足の筋肉について学んだことは、また次回・・・。

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「結果」より「過程」を大切に ~ATレッスン記録~” への1件のコメント

  1. ドラマ「ウォーキング・デッド シーズン6 #15 巡る因果(East)」無用なストレスは減らせるワケ

    どんな瞬間も過去の結果であり未来への過程である… と思っています。 思っていますというか、 世界が…時の流れが終わりを迎えない限りは、 当たり前にそうであるはずですが、 なぜか、過度に結果を求めたがる空気がある。 と感じています。 どこにそんな空気がある…

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