学び合い自ら成長する力を育むために

現在の教育システムを考えてみると、テストや入試はどうしても「こうである」という用意された解答があり、それを正確にかつ迅速に答えられる人間の育成が中等教育では知らぬ間に求められています。
それが答えのないものを探求する力を奪っているとしたら、教育はただの教え従わせるものになってしまいます。
そのような教育にならないために、本当に大切なものは何なのでしょうか。
それは「研究する心」を養うことなのだと思います。
教科教育においても、部活動においても、子どもたちが考え出したことを大切にしながら、ディスカッションをして中身を深めていくこと。目の前の子どもに必要なものは何かを考えて、ヒントを出していくこと。
確かに労力は大きなものになるかもしれないし、時間はかかるかもしれないけれど、子どもたちが社会に出てから自由な発想で、物事を成し遂げるために試行錯誤していけるようになるためにも、教え従わせる教育ではなく、自分で考え互いに学び合う教育を実践していくことが求められているような気がします。
授業に「学び合い」を導入してから1年が過ぎようとしています。生徒たちの反応を見ていると、一方的に教師が進める授業よりも、生き生きとした表情をしているように思います。今では自分たちで「あーでもない、こーでもない」と言いながら、互いに教え合い、発見し合っていて、教室には立派な先生がたくさんあふれています。
このように、人には誰でも自ら学ぶ力があると思うし、人に教えることで自分自身も成長する力を持っているように思います。それを自由に出し合える、自分を受け入れてもらえる安心感のある空間をつくれるか。それが教師の仕事のような気もします。
その中で、きっと奏でたい音楽も自由に奏でられるようになるように思います。部活でも、自由に意見を交わし合える雰囲気が作れるように頑張っていきたいところです。
(Twitterまとめ)

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