今の力を信じて奏でる ~ATレッスン記録~

夏休み最終日はバジル先生のATレッスンでした。
私は音価をそろえて吹くためにどうすればいいのかをみて頂きました。
レッスンを通じて、音価がそろわない一つの原因は、音が変わる前(タンギングの前)に指の切り替えができていないことだということがわかりました。
そしてもう一つは、小学生の頃から染み付いている「できないと思うと下を向いてしまう」ことだということが判明しました。
そこで、「もうできるようになっている奏法」を導入してみました。これは、昔はそうしないとできなかったかもしれないけれど、今は練習を重ねた結果、できるようになっていることを自覚して、自分自身の意識をアップデートするという方法です。
これを取り入れたところ、結果として顎を引かず、前に向かっていくように吹くようになっていました。そして、骨盤底から発音体まで一気に力が流れていくような感覚をつかむことができました。そのため、音の鳴りが全然変わりました。
ただ、これが感覚的なものとしてでなく、奏でたい音楽を奏でるために、自信をもってやってみることが大切なのかなとも思いました。
昔の技術レベルだったときのパターンをそのまま続けていってしまうと、形骸化してしまって、昔の自分には良かったかもしれないけれど、今の自分には適さないこともたくさんあります。
アレクサンダーテクニークについても同じことが言えます。続けていくうちにできるようになっていても、習い始めた頃に言われたことがずっと頭に残り続けていると、かえって無理のある姿勢で吹いてしまうということが起きかねません。
アレクサンダーテクニークを使ってやりたいことをやる。どういう言い回しをすれば、向かいたい方向に向かっていけるかを考える。自分自身のためにも、指導をする上でも大切なことだなと思いました。
これから普段からも気をつけてやっていこうと思います。
(Twitterまとめ)

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