信頼関係をどう築いていくか ~馴れ合いの関係にならないために~

昨日のブログでは、「ありのままの自分と相手を受け入れる」ということについてつぶやいていきました。特に「ありのままの相手を受け入れる」ためには、「仲間を信頼できているか?」常に自分に問い続けることが大切だと締めくくりました。
では、信頼関係はどのように築いていけばよいのでしょうか。
昨日、furunmat(@furunmat)さんが次のようなツイートをされていました。
「信頼関係」と「馴れ合いの関係」は違う。
優しさが甘さに変わった時、「信頼」は「馴れ合い」へと変わってしまう。

確かに、どのような間柄であっても、互いのことを思いやったり、優しさをもって接することは大事なことです。本当に自分のことを考えてくれている人のことは信頼もできるし、共に成長していくこともできます。
でもそれが「相手に嫌われないように」というような心境からか自分の思いを飲み込んでしまったり、ただ甘やかして言いなりになってしまうようでは関係に歪みが生じてしまいます。
このような「馴れ合い」の関係になってしまうと、本気で真面目に伝えたいことさえ、本質が伝わらなくなってしまったり、そのこと自体を言えなくなってしまったりすることが多くあるように思います。しかしそれでは、本当に相手のことを思って忠告したり、アドバイスをしたりすることもできなくなってしまう恐れもあり、互いのためにはなりません。
最近では、SNSなどの普及により、24時間どこにいても誰とでもつながりをもつことが可能になりました。便利になったなぁと思う反面、その影響もあるのか、「自分がどこで誰に何か言われているのではないか」などの不安を漏らす生徒も増えてきました。その結果、どうしても普段の生活の中でのコミュニケーションがどこか表面的なものになっているような気もしています。
「表面的になんとなくぶつかり合うこともなく過ごせればいい」
もしかしたら、そういう関係づくりが必要な場面もあるかもしれません。
でも、音楽を本気でやろうとしたら、良いものを生み出していくために誰もが対等な立場で自分の思っていることを互いに出し合い、とことん意見が出尽くすまで議論を重ねたり、音で気持ちを表現していくことがとても大切になってくると思うのです。
真の信頼関係を築いていくためには、時に「嫌われる覚悟」も必要です。そして、「ありのままの自分」と「ありのままの相手」を受け入れていく必要があります。言葉で言うのは簡単ですが、これを実際にやることは非常に難しいことでもあるかもしれません。
しかしそれでも、相手の力を信じ、自分自身のことも信じて、本当に良いと思うことをぶつけていくことは、人の心に届く音楽を生み出していくためには絶対に必要なことだと思います。
少しずつでも、前進しつつ後戻りすることがあったとしても、自分たち自身で限界を決めてしまわずに、とことん挑戦し続けること。それが真の信頼関係を気づいていくための秘訣なのかもしれません。
そのためにも、どんなに人に笑われても、無理だと言われようとも、自分が「こうありたい」というゴールは常に高く持ちつづけ、成長していくために貪欲に学び続けていきいたいものです。

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