浅田選手に教えられたこと 「~したいからやる」ことと「できた」という自己肯定の大切さ

今日のブログは、昨日配布した部内通信より、です。
(結局は一昨日のブログと重なるのですが・・・)
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今、定期演奏会に向けての練習が始まり、曲数も増えてきて、目の前にあることをこなすことで精一杯になっていないでしょうか。
「譜読みをしなければならない」「暗譜をしなければならない」「音を間違えてはいけない」など、「~してはいけない」というマイナスの感情であふれてはいませんか?
もしそうなっていたら危険信号です。
今朝、フィギュアスケートの浅田真央選手が、ショートプログラムでまさかの結果を出した後、フリープログラムでは自己最高得点を更新する見事な演技をしたというニュースを見た人は多いでしょう。
残念ながら「メダル」という結果には結びつかなかったかもしれないけれど、私は演技終了直後の浅田選手のコメントにとても引きつけられるものを感じました。
それは、
「自分がやりたい演技をやろうと思ってやった」
「自分が四年間やってきたことができた
という言葉です。
「ミスしてはいけない」「完璧でなくてはいけない」というマイナスの動機は、よほどのことがない限りマイナスの結果を招くような気がします。
反対に「~したい」「楽しいから~する」というプラスの動機は、その人が持っている潜在能力を最大限に発揮することにつながるような気がします。
浅田選手のフリーの演技は、「~したい」からする、自分がやりたいことをする、というプラスの動機からやったことって上手くいくんだということを証明してくれた気がします。
ちなみに、浅田選手のフリーの演技で使われたラフマニノフの『ピアノ協奏曲第2番』は、ラフマニノフが鬱病やスランプに苦しみながらも、ようやく病を克服して日の目を見た時の作品です。
何だかこれまでの浅田選手のスケート人生の集大成にふさわしい曲だったと私は思いました。
みなさんも、もしいっぱいいっぱいになりそうだったら、思考が「~しなくてはいけない」となりそうだったら、初めて楽器を手にしたときの喜びや、合奏をしていて楽しかったことを思い出してみて下さい。
そして、また「吹いて奏でて、“楽しむ”」ために、自分のしたい演奏を開拓していきましょう!
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(部内通信より)

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