ラッパのレッスンで教えていただいたこと その2 ~基礎練習の考え方~

おはようございます。ずいぶん寒くなってきましたね。
寒くなってくると唇が乾燥してマウスピースと唇がなじむまでに時間がかかるような気がしています。本当はそういうときだからこそ焦らずにウォームアップをしていくべきだと思うのですが、ついつい吹きたい気持ちが先行してしまうのが私の悪い癖です。
というわけで、今日は改めて私が高校生の頃に師事していた山室雄司先生にレッスンしていただいたときに教えていただいたことをまとめておきたいと思います。
1.ウォームアップ
・まんなかの実音Fの音からゆっくり半音ずつ広げていく。
・スタンプの教本p.5の3番、p.8-9の6番を音の響きに注意しながらやる。ビブラートをかけない。
・リップスラーを何パターンか決めてやる。
『正しい呼吸=良い音色』 『リラックスをして、息に余裕を』を意識する。
2.タンギング
・タンギングの頭は舌を下ろすだけである。舌を突くと考えるとアタックがきつくなって破裂音になる。
・音の終わりは必ず舌を元の位置にちゃんと戻す。それまで息の流れをのどで止めたりしない。特にスタッカートは舌に力が入りがちなので、気をつける。はじめはスラー、テヌート、マルカート、スタッカートというよう練習し、舌を戻す速さの違いを意識し、音の中身を聞かせるようにする。
3.リップスラー
・発音はTa-e-a-e
・上の音にゆくほど、内側に上唇を巻く感じで
・上にゆくほど「イ」の発音に近くなる
・なるべく口を変えないように
・チューナーを使って、音程を確かめながらやる。
・アーバンp.46を1段ずつ休みを取りながら、途中でとぎれないように息の配分を考えて練習する。口で無理に変えようとしない。
4.ハイトーン
・上ずりやすいので、息のスピード、たくさんの息を吸うこと、腹の支え(上に行くほど下に重心)をしっかりと守る。
・リップスラーやスラーで半音ずつきれいに上がっていく練習をする。
5.音階練習
・アーバンp.61~63を指が勝手に動くくらいさらう。全音階、長調・短調共に吹けるようにする。唇の巻き方、息のスピード、口の中のスピード、押さえ方を意識しながら、正確に吹く。スタッカートは短めのマルカートと考え、「テッ」とならないよう注意する。休符はちゃんと休む。
6.課題と練習法
・fとpでどんな音でも単発で当てられるようにする。→音のイメージ
・スタッカートが音階や曲でも出来るようにする。→顎を動かさない
・指をさらうときはmpでさらうようにする。
・曲はスラーで強弱やフレーズ感の練習をしてから、メトロノームを使ってゆっくりからさらう。
・トリプルタンギング、ダブルタンギングの「k」の発音の練習をする。「ku」の発音と「Tu」音のスピードが同じになるように心がける。
・ノータンギングでも音の輪郭がはっきり吹けるように練習する。ただし、息のスピードだけでならそうとしてはいけない。
これは私のアーバンの裏表紙にメモしてあったレッスンメモを書き起こしたものなのですが、今改めて読んでみると、今の自分の基礎となっている考え方だなと思います。と同時に、先生に言われていたことを最近忙しさを理由にサボっているな・・・と反省するのでありました。さて、今日からまた練習するぞー!

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