どういう目標を持てばわからないときには…

今日もTwitterのフォロワーさんからの質問から考えたことをつぶやいていこうと思います。
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(質問)
何のために、これやってるのか、目標のために何をすればいいのかがよくわからないです。顧問には何のためにこの基礎をやってるのか。それがわかってない奴は一生上手くなれないと言われました。
どういう目標を常に持っとくかがわからないです。
吹奏楽において、1番必要なことって何なんですか?
お客様を感動させるため?自分自身が上手くなるため?

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私は、目標はいろいろあってよいのかなと思っています。
お客様を楽しませるためには、まず自分が心から楽しいって思ってやっていることも大切ですし、自分が楽しいと思える状態は、自分が上手くなって、表現できる幅が広がっていくほど増えてくると思います。
だからといって、楽しまなきゃいけない、楽しませなきゃいけない、と思うのもまた少し違うのですけどね(^^;
まずは、自分が楽しむことを考えて、楽しい状態はどんな状態で、それを実現するにはどんなことをすればよいか、具体的に考えてみると、「目標」というやつが見つかるかもしれません。すぐに見つけられなくても、まずそんなことをじっくり考えてみるのもよいかもしれません。
確かに顧問の先生がおっしゃるように、「何のためにこの練習をやっているのか」ということが分かっていると、自分で考えたり、結果を観察して次どうすればよいかを考えたりするようになるので、練習の効率は良くなりますし、プラスにはたらくかもしれません。でも私は、何のための練習なのか、初めは指導者が教えるべきだと思っています。「○○できるようになるために、△△の練習をする」といったことを指導者から繰り返し言われていく中で、自分の中で「○○するために、△△してみよう」という意思が生まれてくるものだと思うからです。
でも、「何のためにこの基礎をやってるのか。それがわかってない奴は一生上手くなれない」というのも極論のような気がします。確かに分かっていた方が上達が早いというのは一理あるかと思います。でも、何となくでもやっていくうちに、その意味が分かったり、さらにはそれを応用して次のステップに向かっていくことができるようになるような気がします。
吹奏楽をやっていく上で、音楽をやっていく上で一番大切なことは何か?
どういう目標を持って楽器を続けていけばよいのか?
答えは一つではありません。
○○さんのように吹けるようになりたい
お客さんが笑顔で楽しんでくれるステージをつくりたい
自分自身、思い出に残る音楽をつくりあげたい
みんなで音楽ができるのがとにかく楽しい
などなど…
一人ひとり価値観も違えば、考え方も違います。だからこそ、いろんな目標があったり、大切にしたいものはいろいろであってよいのだと思います。
あえて一つ答えをつくるとしたら、「本当に自分がしたいと思うこと、望みに正直に生きること」とも言えるでしょうか。自分自身も、目標を見失いそうになって、動けなくなってしまうこともありますが、そういう時こそ、自分が本当に何がしたいのか、何を望んでいるのかを自分に問いかけてみるようにしています。
自分らしく、自分の思いに忠実に、一歩一歩頑張れる自分でありたいものです。

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