昔からの習慣に感謝しながら上書きをしていく ~ATレッスン記録~

先日、Body Chance先輩トレーニーのトクヤさんのレッスンを受けてきました。今日のブログはその覚え書きです。
私は高音になると口を締めてしまう癖と、息を引いてしまう(裏声を出す感じ)癖があり、それが結果として高音域の音の太さが細くなってしまうことにつながってしまっているので、そのあたりを見ていただきました。
①「口を締めにいってしまう癖」を防ぐために
・「口を締めにいってしまう」クセを上書きする言葉として「口を広げにいってもいい」と意識してみる。
・高音になったら息が下から上にいく意識を強めてみる。
今まで口を締めてそこを無理やり力でこじ開けて息を流していたことに改めて気づきました。全身全霊で吹きにいかなくても音は出るのだなということに改めて気づかされました。ラッパ吹きはつい一生懸命楽器を吹きに行く習慣がついている人が多いように思います。確かに必要な力は結構あると思うのですが、自分が使っている力の大部分は必要ではなく、逆に息を送り出すための力(腹筋群や骨盤低筋群による上向きの力)が足りていないなと思いました。
②「胸を張る癖」を防ぐために
・「胸を張る(反らす)」クセを上書きするために「背中に子猫が爪だけでかろうじて引っ掛かっている」と考えて吹いてみる。
肩甲骨まわりが緩むことで、息の流れがスムーズになりました。これも自分が鼓笛隊出身なのが大きく影響していると思うのですが、ベルの高さを一定に保つために胸を張る習慣ができてしまっているラッパ吹きも少なくないかと思います。その結果、肩甲骨周りに力が入りすぎて、呼吸に関係する筋肉が無駄に使われてしまっていることに気付きました。
③「股関節のロック」を外すために
・股関節のロックを外すために、股関節に滑車がついていて、太股の前面と背面の筋肉が自由に動けるようにする。
股関節が自由になることで連動していろんな部分が自由に使えるようになります。結果として、必要な力だけがはたらいて、無理な力がかからない吹き方ができるようになります。これも「重心は下に」を意識するあまり、下半身をしっかり固定してしまうという習慣ができていることが原因だと考えられます。

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このように考えてみると、今まで培ってきた癖というものは、今までの自分の演奏をつくり出してくれて来たものだけれど、それだけにその癖に頼っている部分は大きくて、なかなか新しい習慣を取り入れるためには意識の変革が必要なのだなと改めて感じました。
トクヤさん、ありがとうございました。

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