ミスを責めても始まらない! ~健大高崎野球から学んだこと~

昨日、たまたま見ていた「熱闘!甲子園」という番組で、目からウロコの指導をされている高校があることを知りました。
それは、群馬県代表の健大高崎高校。
機動力野球が売りの学校として知られ、盗塁や走塁の上手さに定評があります。
その健大高崎の機動力野球の根源は、その指導法にあるように思います。
それは、たとえアウトになったとしても、「攻めた走塁」ならば「ナイストライ」といわれ、決して怒られることはないということです。
本来ミスをしたくてしている人はいません。
ミスを責めたところで、かえって萎縮して次のミスを招く原因になりかねません。ミスを責められ続けたら、次に挑戦する勇気も損なわれてしまいます。
物事というのは、次どうするかを考えたりして、試行錯誤しながら、だんだんできるようになってくるような気がします。そういう自分の頭で考えて試行錯誤する機会が与えられているかどうかで、自分自身で判断し、行動することができる力を養えるかが決まってくるように思います。
このように、ミスを成長のチャンスに変えることができるかは、意識の仕方で決まるように思います。
「攻めの姿勢」と「自己判断力」はこうした環境の中で育てられるのだなと改めて感じました。
まだまだ指導者の中には、自分の思い通りに生徒が動かないと怒って威嚇する人も少なくありません。
そして、そうした指導者についた生徒さんの中には自己否定に陥り、音楽そのものを嫌になってしまうことさえもあるということを耳にします。
指導する側、される側という立場の違いはあっても、一緒に音楽をつくっていく仲間だということには変わりはありません。一方的に怒鳴り付けてやらせるのは簡単かもしれませんが、一人ひとりの成長を考えると少し違うのかなという気がします。
言葉は凶器。
生徒に「音を出すのが怖い」まで思わせてしまう指導はやっぱりおかしい気がします。「音を出すのが楽しい」と思えるようにヒントを出せるのが真の指導者といえるように思います。
自分も気を付けていきたいものです。自戒を込めて。。。

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