思考が変われば、動きも変わる ~ATレッスン記録~

昨日はThinking Bodyの授業でした。今日のブログはその覚え書きです。
1.ニッチ要素を考えてみる
実際に資格を取って、どこで必要とされるか、どうやって市場を開拓していくかは、
・専門性
・人脈
・地域性
という共通文脈のもと、安心・信頼・信用を得ることが必要になってくる。
 ↓
では、自分の場合は何を中心に市場を開拓できそうか?
このように考えた時、自分の専門性は「教員」であることだし、人脈もそれにつながっていることが多いなと感じました。だからきっと、顧問をしている吹奏楽部の生徒たちに向けてレッスンをすることはもちろんですが、いろんな学校の先生方と提携して、他校の吹奏楽部にレッスンに行ったり、先生方に向けてワークショップを開いたりすることができるのかなと考えました。そんな風にしながら、アレクサンダー・テクニークの考えに基づいた吹奏楽部の指導を広めていくのが今の私の夢でもあります。さて、資格をとれるのは早くて5年後。その時に向けて人脈を広げていきたいものです。
2.今できることは何か?という疑問を感じたら…
つい難しく考えすぎてしまうと、その答えは出てこないけれど、とりあえずできることを探してみると意外とやってみることができることは多いことに気付く。不安を感じている時は、思考がずれてしまっている証拠。本当はやってしまえばできるはず。このように、プレッシャーを感じている思考は実は嘘だったりするもの。
【頭のウォーミングアップ】 2人1組で互いの共通項を1分間で30個あげてみる

→実際に私はペアを組んだ方と8個くらいしかあげることができなかったのですが、これが中学生だとあっという間にクリアするそうです。そんな風に思考の柔軟性を持たせてあげることで、自分自身の可能性も広がっていくのかなと感じました。
3.望みをもとにして動くこと
「~できないけれど…」ではなく、「~したいから…」と考えて行動するだけで、表情も明るくなるし、不安も取り除いてあげることができる。
4.観察ゲーム
相手を観察することで、どんなことが見えてくるかを実験してみる。具体的な「動き」を見てみると、改善できるかもしれないことが見つかるかもしれない。
【その1】 2人がキャッチボールをしているのを観察して、見えた動きをあげる
→どんな動きが、どんな結果につながっているのか、かなり具体的に見てみることで、改善できるかもしれないことが見つかるかもしれない。
【その2】 何か動作をしているのを観察して、「やっていてすごいな」と思ったことを3つあげてみる
→教える側が興味を持ってみることで、「じゃ、今度はこうしてみようか?」というアドバイスをすることができる可能性が広がっていく。
5.自分の観察
何となくうまくできたときの感覚に頼ることなく『考え→動き→結果→感覚』で自分の観察をし、思考の練習をすることで、思考の変化に気付き、「できる自分」の再現性を高めていくことができる。その時、direction(何かを抑制することができる方向性)となるキーワードを用意しておくといい。キーワードは自分の状態に合わせて、どんどんupdateしていく。
鏡やビデオを使って観察する方法もあるが、実際より小さく見えたり、立体的でなかったりすることから、ミラーニューロンが誤った認識をして作動してしまうことがあるので、もしそれで調子を崩してしまうのならば避けた方がいい。
6.何が何でも最後までやりきると考えてやった方がいい
途中で判断してしまうと勢いがなくなってしまうし、結果にすぐ文句をつけると、次がやりづらくなってしまう。実験の途中で別条件を与えると、その実験が成立しなくなってしまうのと同じ。だから、すべて終わってからどうだったかを考えて改善プランを立てることが大切。
部分の満足度100%を求めすぎていると、仮に次の部分が50%だったときに自信を無くしてしまい、さらにその次の部分が0%になってしまうこともある。そうすると全体の満足度は50%になってしまう。でも、全体の満足度を80%に設定しておけば、そこまでプレッシャーを感じずに最後までやり通すことができる。
どれだけボロボロになっても大丈夫だという安全ネットをはる努力を重ねることも大切。どんな音が鳴ったかという結果に集中するのではなく、自分の中にある「自分の出したい音」に集中すること。とにかくやってみて、「あ~こうなった」と思ったら、また新しいプランでまたやってみる。その繰り返しで、不都合な真実に惑わされることなく、前向きに上達していける。
7.アクティビティ
自分は「ロンドンの小景」のフリューゲルホルンソロをみていただきました。頭が動けて体全体がついていって、脊椎の長さは鼻の高さから尾てい骨まであって、可動性はたくさんあって、もっと自由に動いていいのだ、と思って吹いたら呼吸も楽になって、よく響く音で歌うことができました。

画像

知らず知らずのうちに「支える」という意識が強くなって、脊椎をかためて、可動性を狭めていたなと思いました。動きたいところは動ける状態にしておくことで、より音楽的に表現することができるようになるのだと実感しました。この「実力100%、お得モード」で吹けるように意識していきたいと思いました。
思考が変われば、動きも変わる。動きが変われば音楽が変わる。そんなプラスのサイクルをつくっていきたいものです。

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