テューバのバズイングで楽にトランペットを吹く ~源三先生の奏法の秘密~

昨日は日本吹奏楽指導者協会関東甲信越支部の総会でした。そこでたまたま北村源三先生とお会いし、久々にゆっくりお話をする機会を得ました。
そこで源三先生がおっしゃっていたのは、「俺はテューバのバズイングでトランペット吹いてるんだよ」というお話でした。
要は、トランペットのマウスピースの大きさに合わせて支点をつくって振動をつくると、無理な力がかかってしまう(図①)けれど、テューバのマウスピースの大きさに合わせて、低い音でバズイングをすればストレスはかかりづらくなる(図②)。そこにマウスピースをあてれば、勝手に支点がつくられて、振動数が増し、トランペットの音域に自然に変わってくれる(図③)、ということです。

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だから先生は、息を吹き込まなくても、リラックスした状態でハイトーンも吹けるんだよ、とおっしゃっていました。
この話は大学時代にも伺っていて、自分も意識はしていましたが、先日プログ先生のレッスンを受けて感じたことと繋がる部分があるなと思って、今回改めてすごく腑に落ちました。
ただ自然に息が流れていくだけで、唇が自然にリラックスした状態で振動し、美しく響きのある音が鳴る。「鳴らす」のではなく「鳴る」。
音楽には熱く、でもラッパを吹くことに関しては冷静さを保ちながら、私も少しずつその新しい習慣を身に付けていけるように根気強く意識を送り続けていきたいと思います。

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テューバのバズイングで楽にトランペットを吹く ~源三先生の奏法の秘密~” への1件のコメント

  1. 首と唇に力が入ってしまうのを解消するには? ~最近のやりとりの中から~

    今日もTwitterのフォロワーさんからの質問から「首と唇に力が入る」ということについて考えたことをまとめていきたいと思います。

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