譜面に込められた想いを読み解くこと ~写譜のススメ~

今年のコンクールで取り組む曲はフレックス編成用に書かれているので、ある意味見やすいのですが、どの楽器が何をやっているかは少しつかみづらいところがあります。
そこで、本当に久しぶりにスコアの写譜をしてフルスコアづくりをしてみているのですが、目で見ているだけだと落としていたことにいくつも気づくものだなと改めて思いました。
どんなフレーズなのか
フレーズの組み合わせはどうなっているのか
アーティキュレーションはどうなっているか
メロディーと伴奏のバランスはどうか
どんな楽器のグループ分けになっているのか
ハーモニーの推移はどうなっているのか など…
作曲者がどんな意図でこの音符を書き並べていったのかを想像しながら、頭の中で音楽づくりをするのもたまには悪くないものです。
やっぱりいつも読み込み足りないなぁ。。。
大変な作業ではありますが、これくらい読み込んで指導することも必要だよなと感じているところです。
奏者もできればスコア、時間がなければパート譜を写譜してみることはとても勉強になると思います。そして、作曲者が込めた想いを自分の中で育てて「こう奏でたい」という想いが生まれてくるような気がします。
そんな想いを大切に、作曲者が曲に込めた想いを想像しながら、冷静に、でも熱く音楽づくりを楽しんでいきたいものです。

iQiPlus

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。