正しい姿勢を探しにいかないこと  ~ATレッスン記録~

昨日はBody Thinkingの授業でした。今日のブログはその覚え書きです。
○起立筋について
立っている時、まず骨格としては下図のように耳垂、腰椎、大転子、膝蓋骨後面、外果前方が一直線上にあるといいといわれています。

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実際、足の裏で円を描くように重心を変えていくと、だんだんと自分の居場所がおさまってきて、これらのラインが一直線上にあるような感覚になりました。体の中をイメージしながら立ってみると、人間の体ってよくできているなと改めて考えさせられました。
そして、普段何気なく立っている時にも筋肉ははたらいています。
では、どんな筋肉たちが使われているのでしょうか。
<からだの前面>
・胸鎖乳突筋
・腹筋群
・腸腰筋
・大腿四頭筋
・前脛骨筋   など
<からだの背面>
・脊柱起立筋群
・大殿筋
・ハムストリングス
・下腿三頭筋 など
[図] http://therapistcircle.jp/wp-content/uploads/2014/10/jyuryokukin.png
改めてこんなにたくさんの筋肉たちに支えられて、立っているのだなと思うと、とても不思議な気持ちになりました。
○アクティビティから学んだこと
昨日は座奏のときの座り方、構え方についてみて頂きました。
すると早速、私の「ちゃんとしなきゃ」思考が発動。
先生に「なんで座るとき、そんなに慎重に座ったのですか?」ときかれました。
あー、自分“ちゃんと”AT使って座らなくちゃ、吹かなくちゃと思ってる・・・
正しい姿勢を探しにいくのではなく、常に居心地のよい場所を探しにいくようにすること。
つい「これ」という手応えが欲しくて正解を探しにいきがちで、姿勢なんて常に変化し続けていいものだということを忘れかけていて、結果として不必要にからだをかためていたことに気付きました。
骨盤は前後左右自由に動けるんだということを確認して、からだのいろんな可動性を試してみます。
するとだんだんとしっくりくる位置が見えてきて、そこで吹いてみると音が柔らかく響くようになりました。
でもその位置を覚えようとするのではなくて、居心地のいい場所を探し続けることが必要なのだろうなとも思います。
○その他、学んだこと
・演奏をするときには、股関節が自由に動けるようにしておくことが必要
・座るときは、からだを縮めるのではなく、できるだけ遠回りして折りたたんでいくようにする。そうすると、自分が長くいられる。
・今違和感があることでも、もし自分にとってよいプランであるならば、今までやっていたことを保留して、新しい指示を自分に与え続けると、それを使うことができるようになる。意識的である限り、人は成長していく。
ということで、昨日の授業も盛りだくさんで勉強になりました。
これからも「意識的であるか」を問い続けることをしながら、軸をどう有利に使っていくか、探究することを大切にしていきたいと思います。

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