「やる」か「やらない」かは自分の自由。~目先のことにとらわれずにゴールを捉えるために~

今日はゆっくり時間があったので、久々にみっちりラッパの練習をしてみました。
今日のお題は「アーバン金管教本」。
この本との出会いは20年以上前に遡ります。中学時代の部活の顧問の先生にすすめられて購入したものの使い方が分からず、本格的にやり始めたのは中3の夏。そして高校生になってからは個人レッスンの課題としてボロボロになるまで練習をしたものです。
今使っているアーバンは2冊目。
今の師匠にレッスンにつくようになって買い換えたものです。
でも、変わらないことがあります。
それは、高校時代から苦手で嫌だなと避けてきた部分が吹けないということ。
当たり前のことですが、苦手で嫌だなと思って向き合うことを避けてきたがために、15年経っても吹けないままでいる場所がたくさんあります。
気づくのが遅かったといえばそうかもしれません。
でも、気づかないようにしていただけなのかもしれません。
いずれにせよ、この年齢になってようやく、苦手で嫌だなと思っていることと向き合おうという気持ちになることができました。
それはなぜか。
やはり、アレクサンダーテクニークとコーチングとの出会いが大きかったように思います。
アレクサンダーテクニークとコーチングは別のものでありながら、共通していることもたくさんあるような気がしています。
一番大きいのは「望み」のために何をするかを考え、結果よりも過程を大切にするところでしょうか。
自分が心の底から望んでいることは何か。
自分が心の底から欲していることは何か。
をとことん考えることで、自分という人間が見えてきました。そして、
自分が望むことができるように行動すればいい。
自分が望まないことはしなくてもいいという選択肢があるということ。
を知ることで、自分自身をがんじがらめに固めていたものから解放されることができました。
その結果、出てきた答えは
ラッパがもっと上手く吹けるようになりたい。
自分の音楽の幅をもっともっと広げていきたい。
ということでした。
そんなことを思いながら、基礎練習をしてみます。ずっと苦手に感じているパッセージがもし吹けるようになったら、喜んでいる自分が見えるのです。そして、自分自身が表現できる音楽の幅が広がっていく様子が見えるのです。だから、苦手で、できなくて悔しくて、いい加減に嫌になりそうでも頑張れる気がしています。
大切なのはゴールを見失わないこと。
目の前のことに追い回されて、物事を見る視野を狭めてしないこと。
かなわないかもしれない夢だったとしても、自分の中にゴールとして持つことができたら、そこへ向かって近づいていける自分に出会うことができるはずです。
苦手なことと真正面から向き合って取り組むことは辛いことです。嫌だと思いながらやることは身に付きにくいともいわれています。
だからこそ、どうしても苦手で嫌なことがあったら、それを克服した後の自分を想像してみる。明るい未来が見えたら、そのために頑張ればいいのだと思います。
もし苦痛なだけならば、やらないという選択をするのもありなのかもしれません。
どこへ向かうかは自由だし、それを選んでいくのは自分に与えられた権利ともいうことができます。
その権利をどのように行使していくか、一人ひとりの想いを大切にできるような人になりたいものです。

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