責任感と重圧とどう付き合っていくか ~悩める先輩へ~

学年が上がっていくにつれ、好きなことができるようになってくる反面、責任が重くなったり、人間関係が辛くなったり、勉強との両立で悩んだりすることも増えてくるかと思います。
でも、一人で「頑張らなくちゃ」と抱え込んでしまったり、相談されたときにただ「頑張れ!」と励ますだけでは何の解決にもなりません。
自分もそうだったように、これまでも多くの生徒たちが悩み、苦しみ、時には泣きじゃくりながら「上級生」という重圧と闘ってきたのを見てきました。
そんな時、生徒に対して必ず言うことがあります。「吹奏楽は一人でやっているものじゃないからこそ、誰かに甘えたり頼ったりすることもあってもいいじゃないか」と。
一人で悩んで負のスパイラルに陥っていくくらいなら、思いきって「自分はもう限界!誰か助けて!」というSOSを出すことがあってもよいのではないでしょうか。それをみんなで受け止められるような信頼関係を部活の中でつくっていけるか。難しいことかもしれないけれど、必ず理解してくれる人はいると思うのです。
もちろん、自分が期待している答えを言ってくれないかもしれません。一緒に悩み混んでしまうこともあるかもしれません。でも、部活で頑張っているのは自分だけじゃないし、同じような悩みを抱えながら部活に足を運んでいる仲間はきっといるはずです。
自分を追い込みそうになったら、まず周りを見回してみることです。
そこには、同じように音楽が好きで、楽器を奏でることが楽しくて吹奏楽部に入ってきた仲間がたくさんいるはずです。なぜ、自分はそこにいるのか原点に戻って考えてみたとき、きっと今自分がすべきことは何か、一筋の道が見えてくるような気がします。
だからこそ、自分も生徒とゆっくり共に考えられる顧問でいたいなと改めて思います。
(Twitterまとめ)

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