楽器が上手くなるための心の持ち方とは? ~言い訳と自己否定をやめる~

音楽を奏でようとする人の中に「下手になりたい」と思っている人はまずいないと思います。
それだけに「上手くなりたい」という気持ちをどのように実力に結び付けていくかは永遠の課題のようにも思います。
まず、上達を阻害する原因の一つに「引いてしまうこと」があります。
つい人と合わせようとすると、自分を引いてしまうということはよくあるものです。自分という存在をうすくすることで、「飛び出さない」ようにすれば、確かに「ずれているのが目立たない」かもしれません。
でも、よほど変な楽器を使っていない限りは、しっかり自信を持って楽器のツボで鳴らした状態の方が、結果的には合うし、共によく響くハーモニーを奏でることができるものです。
自分を出すことはちょこっと怖くて、ちょこっと勇気がいることかもしれないけれど、大切なことなのだと思います。
次にあげられる原因に「自分に自信を持てない」ということがあげられます。
「引いてしまうこと」と共通する部分はあるようにも思いますが、自信を持つこと=自分の可能性を信じてあげること。それができれば、身の回りにあるいろんなことが成長のためのヒントになることが分かるかと思います。自分を成長させるものは意外と身近にあふれているものです。それに気づいて自分のものにできるかは自分の気持ち次第な気がします。
どんなに上手くいかなくても、思い通りにならなかったとしても、何かに言い訳をしているうちは上達しません。素直に結果を受け入れ、次どうしたら今より納得のいく演奏ができるかを考えて練習するのみなのだと思います。その繰り返しができる人は上達も早いように思います。だからこそ、謙虚に、客観的に自分を見ることができるようになりたいなと自分も思います。
同じように、自分の自慢ばかりしたり、人に認めてもらおうとして音楽を奏でる人は、それ以上になることができないように思います。もちろん聴き手があっての音楽とも言えるけれど、人に認められることが目標なのではなくて、心から奏でたいと思う音楽を奏でることが目標であるべきです。それを忘れずにいたいところです。
結局のところ、本当に上手な人は自分の奏でる音楽に一本芯が通っていながらも、すごく謙虚な人が多いような気がしています。謙虚に学び続けようとするから進歩し続けることができる。だからきっと上手いんだろうと思います。逆に自分に自信がない人は必要以上に自分を大きく見せる傾向があるような気がします。
とりあえず、練習しなきゃと言っているうちはまだ音楽に入り込むことができていない証拠です。本当に音楽に集中していたら、自然と楽器と向き合う時間を大切にできると思います。「練習しなきゃ」ではなく、「奏でたい音楽があるから奏でる」という内発的な動機を大事に、じっくり楽器と向き合っていきたいものです。
(Twitterまとめ)

iQiPlus

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。