一人ひとりの想いを大切に音楽をつくっていくこと ~一方的な根性論指導との決別~

吹奏楽もオーケストラも、一人ではできません。
一人ひとり考え方も感じ方も違う人たちが集まって、一つの音楽をつくっているわけです。
どうやって一つの音楽にまとめていくか。
その過程の中で、時として指導者が一人ひとりの想いを無視して強制的に「合わせる」ことに走ってしまうことがあります。
もちろん、「合わせる」ことは大切だし、バラバラのままではひとまとまりの音楽とは言えないし、ある一定の方向性をもって音楽づくりをしていくことは大切なことです。
でも、指導者が思い描いている「一つの音楽」を強要したり、そうせねばならぬという義務感から生み出された音楽は、どこか物足りなく感じるものです。
音楽はナマモノ。
人間はイキモノ。
だからこそ、一人ひとりの想いを最大限まで引き出した上で、より良い音楽を奏でるにはどうすればよいか、そのメンバーの持ち味を生かしながら練り上げていくことが大切なことのように思います。
メンバーはただの「駒」ではありません。
一人ひとりが「かけがえのない一員」です。
それを忘れないようにして、
・have toではなくwant toで動くこと。
・教え込むのではなく気づかせること。
そういった指導ができるようになりたいものです。
自分自身を大切にするためにも、相手を大切にするためにも、根性論的なダメ出しをすることは避けていきたいところです。
誰一人同じ人はいません。だから目標も、それに至る過程も方法もそれぞれ違うのは当然のことです。だからこそ画一的一方的な指導ではなく、互いに学び合い高め合える「共育」の場が大切になるのだろうと思います。
根性論ダメ出し時代はもう終わりにしませんか?
(Twitterまとめ)

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