自分の奏でたい音楽を見失いそうになったら…

なんのために音楽をやっているのか。
なんのために楽器をやっているのか。
この問いにすぐ答えられるときはよいと思うのですが、ちょっとしたことの積み重ねによって、これらの答えに戸惑ってしまうことになることも少なくありません。
例えば、音楽以外のことも含めてやらなければならないことが多くて、楽器を演奏することがどこか義務感になってしまっているとき。
思うように演奏できないことが多くて、練習していてもあまり上達を感じられないとき。
などがあげられるかと思います。
せっかく心から楽しみ、人生を豊かにしてくれるはずの音楽が、時に苦痛を伴う「音が苦」になってしまうことは、多かれ少なかれ、多くの人が経験していることと思います。
そのようなときは、どうすればよいのでしょうか?
一つの方法としては、いったん音楽から離れてみて、「たまらなく音楽を奏でたい」と心から願うことができたときに、再び音楽を始めてみるということがあげられるかと思います。
また、思うように演奏できないとマイナス思考に陥ってしまっているときには、その中でもできるようになったことを探してみることも大切だと思います。
楽しく演奏するためには、自分が「奏でたい」と望むことが一番大切です。そして、自分の奏でたい音楽を実現するために必要なことを実行して、少しずつ奏でたい音楽に近づいていけたらよいと思うのです。
過去の自分にとらわれてしまうあまり、「昔はできたのにな…」と思うこともあるでしょう。でも、今の自分にもよいところはあるし、今の自分だからこそできることが必ずあるはずです。
0か100かではなくて、その途中の点数も自分自身につけてあげられるとすごく楽になれる気がします。少しの一歩も前進したことにはかわりありません。そう思って、完璧じゃなくてもいい、自分より上でも、自分より下でもない、ありのままの自分を受け入れながら、奏でたい音楽に向かっていきたいと思います。
音楽は前にしか進んでいきません。後戻りはできません。後悔したり、戻りたいと思うんじゃなくて、次により素敵な音楽を奏でるために何をすればいいのか考えて行動にうつすしかありません。常に前へ前へ。流れるように奏でていきたいし、生きていきたいなと思います。

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