腹横筋を動かしてみよう!

先日、フルート奏者の腹横筋を触らせて頂く機会がありました。
すごい。
息を吐く度に横腹がビクッビクッって動く。
その後で、腹直筋にはちょっと休んでいてもらって、腹横筋を目覚めさせるというエクササイズをやってみたのですが、またこれが目からウロコ。まだまだ使える筋肉はたくさんいるなと思いました。
※参考:腹横筋について
http://www.cudan.ws/kinyo/fukkin/abd-transversus.html
楽器を始めた頃から「腹に力を入れろ!」と言われ続けて早○○年。学生時代にはお腹に当てられた拳を跳ね返すという特訓をしたこともありましたが、自分が息を吐く時にはどちらかというとお腹の前面にある腹直筋が主に動いていて、腹横筋はあまり使えていなかったように思います。
「息を吐くときに腹横筋が使える」ということは、アレクサンダーテクニークを学び始めてから探求してきたことですが、なかなか腹横筋と腹直筋を使い分けるのは難しいなと思っていました。
今回いろいろヒントを頂いているうちに少しずつ開拓できてきた気がします。 必ずしも万人に当てはまるとは限りませんが、腹横筋が使えていないな、腹横筋を使うとはどういうことかな、と思っている人は次のようなことを試してみるのもいいかなと思います。
・立ち膝の状態で、脇腹に手を当てて息を吐く
→立ち膝の姿勢だと、腹直筋が縮む動きがしにくくなるので、より腹横筋を意識しやすい
・犬が舌を出して「ハァ、ハァ」とやっているときのマネをしてみる
・咳払いをしてみる

いずれの場合においても、大切なのは腹横筋だけに意識を向けすぎないこと。一か所に意識を集中させすぎると、身体が固まってしまい、全身のバランスよく身体を使えなくなってしまうことがあります。
今までずっとやってきた習慣というものは根強く心身に染み付いているものです。もちろん有益になっているものもたくさんありますし、やってきたことを信じてあげることも大切です。ただ、いろいろ試してみてもっと自分に合った方法があれば、その都度取り入れてみるのもよいかもしれません。
自分自身、自分の体や心の使い方にはまだまだたくさんの可能性があると思って、自分がより気持ちよく演奏できる状態を探し続けていきたいと思います。

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