現役の活動を妨げないOBの在り方を考える

先日、Twitterのタイムラインを眺めていたら、OB会のあり方についてツイートされていた方がいらっしゃいました。私も部活顧問という立場でOBと関わることはありますが、同時に母校に戻れば一人のOGでもありますし、大学オケではOB会の役員をやっている手前、現役との関わり方についてはいろいろ考えることがあります。現役にとってみたら、なぜか飲み会のときだけ現れるウザいOGになっているような気もしますが、今日は自戒の意味も込めつつ、現役とOBとの関わり方についてつぶやいていきたいと思います。
「現役のため」という名目で、OBが現役の活動に介入し過ぎてしまうというのはよく耳にする話です。確かにOBが手伝ってくれると助かることもたくさんあります。自分が現役生として活動していた時も、演奏会に賛助で乗っていただいたり、裏方の手伝いをして下さったり、練習を見に来てくださったりと、OBの先輩方に助けられたことは数知れません。その一方で、OBの先輩がよかれと思ってアドバイスして下さったことがきっかけとなって、部活が潰れてしまうのではないかという状況にまで陥ったこともありました。
あくまで部活の主役は現役生。OBはサポート役に徹するべきだと思います。親切心からでも、求められていないアドバイスをして混乱させたり、現役がOBの顔色をうかがうような状況をつくるべきではありませんし、OBの言動や行動によって現役の活動から自由が奪われてしまうようなことがあってはいけないと思います。
下に上げるのは、自分で振り返ってみた時に、OBとしてできること、してはけないと感じたことをまとめたものです。これをTwitterでつぶやいたところ、今まで経験したことのない数のリツイート、いいねを頂き、その反響の大きさからも、OBとの関係について思うところがある人が多いのだなということが改めてよく分かりました。
【OBができること】
・経済的援助
・演奏会の動員、手伝い
・相談されたら話を聞く(でも主導権は握らない)
【OBがしてはいけないこと】
・昔と比較してダメ出しをする
・現役が決めたことを覆す
・現役の意思を無視して動く
基本的にOB会というものは、単純に懐かしい顔が集まって、互いに繋がりをつくっておくだけの組織でいいような気がします。その繋がりがいざというときに現役にまとまった経済的援助をしたり、演奏会の動員をしたりするときに役立つのだと思います。必要以上にOB会の存在が大きくなってしまうと、逆効果です。OBがあれこれ口を出すことなく、現役の活動を裏でサポートできる組織作りはとても大切なことです。そういう意味では、卒業後も音楽を続けたいと思う卒業生のためにOBバンド、OBオケという受け皿をつくるというのも一つの方法だと思います。
ともかく、現役に「来てくれたら嬉しい」と思われているうちがちょうどよい関係なのだと思います。何事も度が過ぎてしまわないように気を付けたいものです。
※過去記事
 ・OBと現役の関わり方 ~高め合う関係を築くために~
  http://rapparapa.at.webry.info/201310/article_20.html
 ・現役とOBの付き合い方~互いに助け合える関係づくりを~
  http://rapparapa.at.webry.info/201402/article_3.html
 ・OB・OGの力を上手に活用して部活を運営する
  http://rapparapa.at.webry.info/201409/article_9.html

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