自ら音楽をつくりにいく姿勢を養うために… ~野球応援を通して学んだこと~

さて、今年の夏の甲子園は神奈川・東海大相模高校の優勝で幕を閉じました。
熱狂的な高校野球ファンというわけではありませんが、夏の甲子園が終わると夏が終わった気分になるものです。
甲子園、高校野球といえば、やっぱり応援。
吹奏楽部の顧問にこそなりましたが、野球部のない学校なので、野球応援からはだいぶ遠ざかってしまいました。それでもTVの中継で吹奏楽部が奏でる力強い応援が聴こえてくると、いつか甲子園のアルプススタンドで母校の応援団に加わってラッパ吹いてみたいと思うものです。
それだけ野球応援は思い出深いものだったりします。
コンクール前で「バカ吹きするなよ!」と散々コーチに言われつつ、つい気合いが入って吹きまくって、唇を腫らして後から後悔するという苦い記憶もありますが、野球応援を通して身につけたことも今思うとたくさんあります。
例えば、いかにハモらせるか。
当然のことながら基本となる譜面は配布されるわけですが、あまり統制がとれていたわけでもなかったので、気分が高揚してくるとみんなこぞってハモりパートをつくって吹き出す、という慣習がありました。
この慣習のおかげで、自然にハーモニー遊びがはじまり、いろいろな調でハーモニー感を養うことができたような気がします。
また、耳コピや即興力も養えたように思います。
ラッパ吹きとしては最大の見せ場でもある「必殺!仕事人」のソロ。これも先輩から代々耳コピで伝わってきました。また、試合の状況に応じて転調したり、オクターブ上げてみたり、譜面に書いていないことをちょろっとアドリブで吹いてみたり、今思うと相当遊んでいたなと思うのですが、決められたことをやるだけではなく、積極的に音を出すということを学んだ気がします。
野球応援に限ったことではありませんが、普段の練習の中にも、ちょっと自由度の高い練習を挟んでみると、自分から音楽をつくる積極性というものを養うことができそうな気がします。
何かいいアイディア、探してみたいと思います。
それにしても、普段吹けないものが、なぜか野球応援になると吹けたのは未だに謎のままです。。。

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