「奏でたい」という想いは心を揺り動かす音楽に変わる

奏者一人ひとりがどのようなイメージを持って奏でるかによって、音楽はいかようにも化けるように思います。だからこそ奏でる前にイメージを明確に持つことは大切なことです。イメージが曖昧なまま奏でても、伝わってくるものは少ないし、何より自分自身が心から満たされることはないような気がします。
どんなに技術的に下手だったとしても、「こう奏でたい」という意志が見えてくる演奏には心が揺り動かされるものです。だからどんなときも「こう奏でたい」と思う音楽のイメージを持つことから始められたらいいように思います。その「want」の気持ちが技術に結び付き、表現力にも結び付いてくるはずです。
演奏するとは、自分の中にある想いを楽器にのせて表現していくことのように思います。だからまず自分のいろんな想いと向き合うことも必要です。そしてその想いを伝えるためにどうすればよいか具体策を考えることも大切です。でも何より大事なのは、自分の想いを安心して出すことのできる空間をつくることのような気がします。
時には受け入れてくれるかどうか分からないところで、勇気を振り絞ってみることも必要かもしれません。もしかしたら、想いを出すことでぶつかることもあるかもしれません。でも、そこで自分が抱いた想いを眠らせてしまっては勿体ないと思います。その想いが人の心に真に響くことだってあるからです。
一人で向かっていくことは大変かもしれません。でも仲間と一緒なら乗り越えられることもあるような気がします。たとえ喧嘩しても、次の瞬間ほっとすることができるような関係をつくることができたなら、きっと一人ひとりが安心して自分を出すことができるようになるように思います。そんな部活にしていきたいと改めて思います。
そして、たとえ荒削りだったとしても、奏でようという意志のみえる演奏、一人ひとりの底力を引き出していけるような演奏をこれからも目指していきたいものです。
(Twitterまとめ)

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