目標は自分の中にある ~他人任せの目標はやがて崩れる~

「誰かを見返してやりたい」「誰かに負けたくない」という思いは何かを始めるときの大きな原動力となって自分の背中を押してはくれるけれど、その先継続していくには自分の中にある「~したい」という思いに気づき、その思いを大切に育てられるかにかかっているように思います。同じように「言われたからやる」「評価されるためにやる」といった他人依存の目標はやがて崩れるような気がします。
目標は自分の力でクリアしていくしかありません。もちろん、たくさんの人の支えや協力があってこそ、目標に向けて集中することができるのだけれど、最後に一歩ずつ歩んでいくかは自分の意志で決めることです。自分で決めたからには、上手くいかなくても他人のせいにせず、自分の責任ととらえて前進するしかありません。
さて、今自分は「負けたくない」という思いだけでラッパを吹いていないだろうかと疑問に思うことがあります。義務感で音楽をやっていないだろうかと思うこともあります。そんなことを改めて問いかけてみると、楽しかったはずのものが、気づいたら自分を追い込む罠になっていることも少なくないことに気づくことがあります。そういうときは一旦その場から離れてみることも大切なのかもしれません。
そして、離れてみて初めて本当に好きだったのだということに気づき、どれだけ自分にとって大切なものだったかということを突きつけられるような気がします。それに気づいたとき、自分と音楽との新しい関係が始まるように思います。そして、新しい発見があり、新しい出会いがあり、もっと音楽が好きになるはずです。
そんなことを繰り返しながら、音楽にのめり込んでいくのかもしれません。そして、ラッパが自分にとってかけがえのない相棒となっていくのかもしれません。どんなに遠回りをしても、たくさん寄り道をしたとしても、それはきっと自分が“音楽バカ”になるために必要な道筋であって決して無駄ではありません。
そう信じて、たまに冷静に音楽との関係を振り返りながら、一生奏でることを大切に音楽やラッパとのんびり付き合っていきたいものです。
(Twitterまとめ)

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