成功体験を大切に ~プラスのサイクルをつくって上達するために~

失敗経験を積み重ねてくると、成功体験をイメージしにくいものです。
その結果、ネガティブな思考のスパイラルにはまっていき、本来持っている力さえ発揮できなくなってしまうこともすくなくありません。
でも、人は必ず成功体験を持っているものです。
例えば、初めは全然音が出なかった楽器だって、
 ・音が出るようになった
 ・音階が吹けるようになった
 ・曲が吹けるようになった
というように、とても初歩的なことかもしれませんが、少しずつできるようになったことが増えていっているはずなのです。
どうしたらできるようになったのか。
思考を「ミスしないために~する」「できないから~する」から、「できるようになるために~する」とちょっと変えてあげるだけでも、ポジティブに捉えることができるようになるものです。
そして、どんなに小さな成長でも見逃さないこと。
100というゴールがあったとします。
0が20になっても、おめでとう。
20が50になっても、おめでとう。
50が51になっても、おめでとう。
そんな風に、少しでも自分に成長があったとしたら、自分に対して「おめでとう」という気持ちを持ってあげるだけでも、自信が持てるようになるものです。
だからこそ指導者は「ダメ出し」に徹するのではなくて、成功しているイメージを自ら持って、それを実現するためのあらゆる方法を模索することが必要だと思うし、それが責任でもあるように思います。
ただ褒めるのでもなく、感情的に怒るのでもない。一人ひとりの成長のためにどんな言葉が必要なのかを考えること。一人ひとりを大切にしてこそ、集団としての成長がある。
そういう大事なことを忘れないで指導にあたりたいと思います。
(Twitterまとめ)

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