2つの本番を終えて思ったこと ~信頼し合える仲間と音楽を奏でる~

先週末はSuperBand 2014と、上の宮中学校吹奏楽部サマーコンサート、2つの本番に参加する機会に恵まれました。SuperBandは10年振り、横浜ブラスシンフォニーのメンバーとしては初の本番でしたが、それぞれの本番で感じたことはやっぱり、「音楽は心と絆が大切」ということでした。
SuperBandは、大学2年の時から就職1年目まで6年間参加していましたが、仕事が忙しく練習に参加できなくなったために10年間遠ざかっていました。それにも関わらず、今回も声をかけていただき、しかも10年前と変わらずみなさんあたたかく迎え入れて下さったことは、とても感激しました。
自分など、まだまだ実力的にもキャラ的にもSuperBandのメンバーに入れていただくには程遠い感じなのに、めちゃくちゃ上手い方々の中で演奏することはとても勉強になったし、吹奏楽の本番自体、部活以外では10年ぶりだったけれど、指導者として吹奏楽に関わってきたからこそ見えたこともたくさんあって、これもまた勉強になりました。
本番はメンバーのテンションも上がっていて、自分も大人げないくらい吹きまくって、みんなで奏でる音楽にどっぷりと浸る幸せな時間を過ごすことができました。自分自身、細かいミスはいろいろあったけれど、信頼し合えるメンバーだからこそ思い切り演奏することができたし、心から「音楽って楽しい」と感じることができました。
打ち上げの席での指揮者の小林幸人先生が、「俺はみんなのこと友達だと思ってるから、どんなことがあっても続けよう。死ぬまでやろう」とおっしゃっていたのも感動しました。こういうバンドに巡りあえて本当に良かったと改めて思いました。忙しくても、細々とでも続けていこう、そんな風に思いました。
横浜ブラスシンフォニーは、大学の後輩のつてで、今回初めて参加させていただきました。金管アンサンブル自体やるのは久しぶりだったし、中学生に交じって合奏に乗るのも久しぶりで、これもまたとても楽しい本番となりました。
まだまだ練習不足で、自分の譜面を吹くので精一杯になってしまったことは大きな反省点でもありましたが、打ち上げの席でいろいろ音楽について語っていく中で、メンバー同士の中に信頼関係があって、互いに競い合いながら、そして助け合いながら、お互いを高め合っていこうとする雰囲気があって、その中に入れてもらえたことにはやはり感謝の気持ちばかりです。まだ課題も山積ですが、これからメンバーの一員として、自分も信頼してもらえるように頑張っていこうと改めて思いました。
この2つの本番を終えて、共通して言えることは、「いかにメンバー間で信頼関係をつくれるか」が「本気で音楽の世界に入り込んで奏でる」ために重要なファクターになるのだということです。
自己満足と言われるかもしれません。
でも、やっぱり演奏している側が音楽に入り込み、心から楽しいと思えなかったら、聴いているお客様にも楽しんでいただくことはできないと思うのです。
そのためにも、安心して自分の中にある音楽を出していける信頼関係を築いていくことはとても大切なことだし、常に高みを目指してお互いに切磋琢磨していける仲間と音楽をやれることは、とても幸せなことだなと思います。
これは部活でも同じことが言えると思います。
部活のメンバーといかに信頼関係を築き、切磋琢磨していけるか。
そんなことを考えながら、また指導に当たっていきたいと思います。

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