やる気のベクトルが合わないと感じたら…

やる気が全くないわけではないのに、ベクトルが違う方向を向いていたり、やる気の差が大きくてまとまらないことがあります。でも、それを無理に一つにしようとしても気持ちは一つにまとまりません。
では、どうすればたくさんの人数のやる気のベクトルを同じ方向に、そして同じ大きさに合わせていくことができるのでしょうか?
その一つのキーワードは「頑張らない」ということにあるような気がします。
頑張れないときは誰にでもあるものです。頑張れないことも誰にでもあります。そういうときはいったん立ち止まって休んでみることも大切だからです。やる気が起こらないときは休めってことなのだと思います。それを他人の強要によってやらせてしまうと、余計にやる気を削いでしまう結果となってしまうでしょう。
本番前など、早くまとめなきゃと思うこともあるかもしれません。でも、急がば回れです。
もし自分がなかなかやる気が起こらないのであれば、少し休んで、自分が一番したいこと、大切なことは何かを考えてみることも必要な時間だと思います。本当にやりたいことであれは、ここでやりたくて仕方がなくなるはずだからです。
もし仲間のやる気が自分と合わないのであれば、責め合わず、遠回りしてでもゆっくり互いを理解し合う努力をしていくことが必要です。音楽はコミュニケーションの一つであり、相互理解なくしていい音楽を共につくりあげていくことはできないからです。
練習についても同じことが言えると思います。 ドラえもんの秘密道具みたいに、すぐにことが上手く運ぶ魔法のような練習法はありません。つらくて嫌だと思ってまで続けることはないけれど、好きでやろうって思えるのであれば、一つのことをじっくり積み重ねていくことはとても大切なことです。試行錯誤する中で、自分自身が磨かれていくはずなのです。
楽しくて仕方ないから、好きでたまらないから、やる。そんな気持ちで取り組んだことは、結果はどうであれ、その過程でいろんなことを吸収して成長できる気がします。結果を求めて嫌なことを我慢してやるよりも、好きなことを思い切りやった方が、結果としてプラスになるはずです。「好きこそものの上手なれ」とはまさこれのことのだと思います。
完全にベクトルが一致することがないからこそ、いろんな発想も生まれてくるし、いろんなアプローチで音楽づくりができることも魅力の一つだと思って、焦らず、責め合わず、お互いを尊重しながら音楽をつくっていきたいものです。
(Twitterまとめ)

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