舌の使い方にコツがあり! ~Tpレッスン記録~

10数年ぶりにトランペットの個人レッスンを本格的に再開しようと思い立って、ブログ「ラッパの吹き方」で有名な荻原明先生の体験レッスンを受けてきました。
今日は体験だったので30分という短い時間ではありましたが、「高音がつまってしまうのですが…?」という質問をしたところ、次のようなレッスンをして下さいました。
◎音が詰まってしまう原因
・舌の先端と前歯の隙間を狭くして高音を出すと詰まってしまう。
・舌で息のスピードをコントロールできない分、プレスと口輪筋の締め付けで高音を出すのでバテやすくなる。
◎舌の使い方
・舌の奥の方を上下させることで息のスピードをコントロールできれば、唇の周りにほとんど負担はかからずにどんな音も出せる。

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・ドイツ語のウムラウトを発音するように、舌の奥の方を縦に巻く状態(歯の内側に砦を作る感じ)を標準状態にする。
・音を下げるときは、舌の奥の方を下げて(oに近い発音にして)いき、音を上げるときは、舌の奥の方を上げて(iとeの間の発音に近い感じにして)いくと自然に音は変わっていく。
※参考HP: http://trp-presto.jugem.jp/?cid=22 《舌の後方の動きでピッチ変化を確認しよう》
◎練習方法
①舌を縦に巻いた状態のまま、舌の先端をを舌の前歯にひっかけて、舌を奥の方から前に出すストレッチをする。
②下のB♭音からポルタメントのように舌の動きだけで音を下げていくのを確認する。
③下のB♭音からポルタメントのように舌の動きだけで音を上げていくのを確認する。
④できるところまで舌の動きだけで音を上げていき、下げて下のB♭音まで戻ってくる。
◎音のツボを見つけて鳴らす
・舌を前後させてみると、一番楽器の響きがよいツボが分かる。
・本当に楽器のツボで鳴らせていると、部屋中のどこにいても響いてくるような一方的な指向性の音ではない豊かな音がする。
・ツボにはまっていれば、ピッチも必然的に合う。
初めて舌の使い方を具体的に教えていただき、今まで口輪筋とプレスだけで気合い吹きしてきたことに気づくことができ、口に負担をあまりかけずに吹くコツが少しつかめた気がします。それにしても舌の役割ってすごいなと。と同時に体の構造を知ることと正しく使うことの大切さを再認識して、アレクサンダー・テクニークともつながるなと思いました。
それから改めて、本当に楽器のツボで鳴らせていると音程もハマるし、楽器本来が持っている「良い音」を大切にして、自分が持っている力を自然に使って音楽を楽しみながら奏でられるようになりたいなとも思いました。
とてもわかりやすく今まで誤解していたところもすっきり解決できて、これを新しい癖にしていくには時間がかかるかもですが、すごく密度の濃いレッスンをしていただけて良かったです!これから月2回でみていただけるので頑張りたいと思います!

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