音楽をやっていて行き詰まりを感じたら① ~仲間とうまくいかなくなったら~

音楽をやっている人なら誰でも、上達を感じられなくなったり、調子を崩したり、仲間とうまくいかなくなったりして、行き詰まりを感じたことが一度はあるのではないかなと思います。
それを、人によっては「スランプ」と捉えたり、「もう二度とうまくいかないのではないか」と自分自身を追い込んでしまったりするかもしれません。
今回のブログでは、その中でも仲間とうまくいかなくなった時にどう考えていけばいいか、Twitterでつぶやいたことをまとめておこうと思います。
「人を理解することは自分を理解すること」と言った人がいます。
確かにその通り。自分という最も身近な存在を分からないで、人の気持ちを理解するなんてできないことなのかもしれません。でも自分ってどんな人間で、どんなこと考えているのかって、考えてみると意外と難しいものです。
そこで、「理解する」を「赦す」に代えて考えてみます。
「人を赦すためには、自分を赦すこと」ができるかと言い換えることができると思います。
人に対して抱いている感情は、実際のところ自分に対して抱いている感情だったりすることもあります。きっと自分も人のことも赦せたとき、本当に理解し合えて、心は楽になるんだろうなと思います。
吹奏楽でもオケでも、個人でやるにしても、音楽をやるときには必ず仲間や聴衆という“他人”と関わる場面が出てきます。自分の想いを持ち続けながら、仲間と想いの方向性を合わせ、聴衆の心を動かす音楽をつくっていくためには、まず自分を理解し、自分から動いていくことが大切なのだろうなと思います。
そうやって自ら動いていく中で、ぶつかり合ったり、我慢したり、どうしようもなく辛くなったりすることも少なくありません。でも、きっと自分だけが頑張っているわけでも、自分だけがつらい目にあわされているのではなくて、多かれ少なかれほとんどの人がそういう経験をもっている仲間なのだと思います。
仲間がいてこそやれる音楽があります。
仲間がいなくてはできない音楽があります。

だからこそ、どうしようもなくやりきれない気持ちになったら、いったん立ち止まって周りを見て、同じ想いをもっている仲間を探してみることも必要です。探してみると、意外と近くにいたりすることに気付くかもしれません。そこで気持ちから毒を抜いて、次に進むことができればいいように思います。
どんなに好きなものでも、ちょっと嫌なことがあると愚痴や弱音がでてしまうのが人間というものではないでしょうか。
それで周りの人に不快な思いをさせてしまうのは自分としては本望ではないけれど、本当につらいときには吐き出すことも大切なのだと思います。吐き出せる仲間がいることに気づけることも大切です。何よりそういう仲間を大切することが大切です。
吹奏楽もオーケストラも一人ではできません。
性格も考え方も違う大勢が集まっているが故に起こるいざこざもあります。そのせいで好きな音楽さえもつらく思えてくることもあるかもしれません。
でも、それぞれ違った個性を持つ仲間がいるからこそ、そのバンドにしか創れないハーモニーがあるのだと思います。
ほんの少しでも未練があるならば、辞めないで続けて欲しい、そんな風に思います。
もしかしたら少し休んで、冷静に自分と向き合う時間は必要かもしれない。でも、少しでも好きだって気持ちがあるのならば、恐くても勇気を出して、諦めずにぶつかっていって欲しいと思うのです。
そこにはきっと受け止めてくれる仲間たちと音楽があります。

「目の前の仲間たちとしかつくれない音を共に追求していきたい」という思いを自分が持っている限り、音楽は前に進み続けると思います。
(Twitterまとめ)

iQiPlus

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。