自分の「なりたい姿」を考えてみること。

今日は久しぶりにBody Chanceの授業へ行ってきました。

今年でプロコースに通いはじめて5年目。

最近なかなか時間が合わなくて足が遠退いてしまっているところもあるのですが、やはり行ってみると自分の根本に気づけて、仕事をする上でもエネルギーをもらえます。

今日のブログは、とりあえずそこで感じたこと、気づいたことを備忘録的にまとめたいと思います。

なぜBodyChanceで学んでいるのか?

今日はまず初めに、「アレクサンダー・テクニークまたはBodyChanceで学んでいることとは何か?」「なぜ学んでいるのか?」を誰かに向けてプレゼンをしてみようという課題を頂きました。

自分の中では何となく思うところはあるわけですが、改めて言語化しようと思うとなかなかうまく説明できません。

それでもトレーニー仲間や先生とお話をする中で、今の自分なりに考えていることはこれだなと思えることに出会うことができました。

それは一言で言えば、「教員が幸せに働くことで、子どもたちも自分の望みに純粋に向かっていける学校をつくりたい」という壮大なものでした、、

もともと私がBodyChanceに通い始めたのは、自分の演奏技術を上げるためだったり、もっと自分自身の心や体の使い方に優しくなりたいという理由でした。

ただ通ううちに、これを生徒にも還元していきたいという気持ちが強まり、アレクサンダーテクニーク教師の資格を取って、生徒たちが伸び伸びと楽器を演奏できるようにしたいと考えるようになって、プロコースに転向しました。

さらに学んでいくと、自分の思考の変化に驚かされ、それが身体に出ていた症状さえも緩和することに気づきました。そして、それまでは「こうしなきゃ」「こうさせなきゃ」という思いで生徒に向き合っていた自分が、「生徒はどうしたいんだろう」「一人ひとりにとって幸せな状況って何なのだろう」と考えるようになりました。今考えると、これって教員として当たり前のことなのですが、なかなかできていなかったことだなと思います。

そのうちに、周りからも「丸くなったね」と言われるくらい、「教員ならこうあらねばならぬ」というしがらみから解放されて、自分の望みに正直になれるようになり、あまり自分を追い込むこともなくなりました。

そしていつの間にか、「頑張りすぎている教員たちが、教員になりたいと思った初心を取り戻して、自分の力を充分に発揮し、子どもたちが生き生きと過ごせるような学校づくりをしていきたい」という望みに変わっていました。
「どんな自分になりたいか」「どんな状態にしたいのか」という望みを具体的な言葉で表すことは難しいことかもしれません。そしてそれは常に変化し続けることかもしれません。

でも今日、そこにとことん向き合ってみることで、自分が目指したいものは何なのかということに、改めて気づかされた気がします。
「学校はブラック」「ブラック部活」と言われて、学校、特に部活についてのイメージは悪化するばかりです。もちろん変えていくべきことはたくさんあります。でもそのマイナスイメージを聞く度に、自分のしていることが悪なのではないかという思いも増幅し、本来教員になってしたいと思っていたことさえ忘れさせるようなことも少なくはありません。

しかし今日、改めて自分の望みに注目することで、自分が大事にしたいことは何なのか見えてきたし、やはりそこからしか物事は始まらないものだなと思いました。

BodyChanceで学んでいることとは何なのか?

では、BodyChanceで私は何を学んでいるのでしょうか。

もともとは「アレクサンダーテクニーク」というものを学ぼうと思って門を叩いたわけですが、この「アレクサンダーさんの技術」というものの解釈はとてもふんわりとして難しいものです。
「頭が自由に動けて、からだ全体がついてきて…」という言葉で表される『頭と脊椎の関係』を学んでいることも確かです。

また、気持ちや意識が与える身体的影響や、逆に身体に起こっていることが心理的に影響を受けることがあるという『心身同一性』を学んでいるとも言えるかと思います。

言葉で表すのは難しい。

ただ敢えて今の自分が答えるとしたら、「本来の自分を引き出すからだと心の使い方を学んでいる」とでも言うでしょうか。

アレクサンダーテクニークを学んだからといって、自分にもともと備わっていないものができるようにはなりません。

でも、何らかの理由で、本来持ち合わせているはずの力が発揮できていないことがあったとしたら、アレクサンダーさんの発見を使って、よりなりたい自分に近づいていくことはできるように思います。

だからこそ、まず「自分が何をしたいのか」「どんな自分でいたいのか」ということを明確にすることは絶対に必要なことなのだと思います。

結局のところ、望みがあれば、それを実現していくためのプランはいくらでも考えられるのかもしれません。逆に言えば、自分自身に望みがなければ、どんなに良い方法とされるものを試したところで結果を得ることは難しいでしょう。
大切なのは、自分で考えることや行うことを「自分自身で選び続けていくこと」です。自分が望むなら今のままでもいい。いつも「自分で選んでいる」という実感を持てるようにしたら、その対象に対しても意欲的でいられるようにも思います。

私もまだまだ学びの途中です。これからも自分の望みは何なのかを常に問い続けながら、それを実現するために今の自分ができることを一つひとつ行動に移していきたいと思います。

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