誰かのために何かしたいと思う気持ちはとても尊い気持ちだと思います。その気持ちの連鎖は安心感を生み、信頼をつくり出すことができるからです。部活などにおいても、みんなのために自分は何ができるかを考えることで、自分の役割を明確化し、責任を持って役割にあたることができるようになると思います。
でも、実際に何かするだけが相手のためになるわけではなくて、時にはそっとしてあげることも相手のためにできることというときもあります。ただ気持ちに留めておくだけでも、十分相手のことを考えていることになると思います。そこが難しいところでもあり、つい世話を焼き過ぎてしまうこともあって反省することも多々あります。
もしかしたら「誰かのために」と考えているうちは、どこかで見返りを求めている自分がいるのかもしれません。でもそれでは、人の評価に自分が左右されてしまい、いつか息苦しくなってしまうこともあるように思います。
一番大切なことは、自分がしたいと思うことを自分のためにやってみることなのだと思います。その結果、誰かのためになることもあるはずです。誰かのために頑張ってみることも時には大切なことだと思いますが、自分自身が充実していなければ、相手の気持ちに届くようなことをするは難しいような気もします。だからこそ、自分を真っ直ぐ持って、そんな自分を大事にしていけるといいなと思います。
自分の面倒が上手く見られていないときは、他の誰かの面倒を見ようとしても上手くいかないものです。まずは自分の”使い方(use)”がどうなっているかを観察してみること。それが上手くいっていれば、自分の力を発揮する環境は整ったといえますし、上手くいっていないようであれば、上手くいく思考に切り替えてみればいい。すべてはそこから始まるような気がします。
物事が上手くいっている人を見ていると、自分のダメなところにばかり目を向けるのではなくて、良いところを伸ばしていく方向に思考をもっていっているように思います。ダメなところ、悪い習慣があることは素直に受け入れつつ、それを強引に直そうとするのではなくて、そういうところもある自分でもできることに注目してみる。できることに注目するから、できたことに自信が持てる。そのサイクルが、人間性を磨き、人を惹き付ける魅力になり、自分以外の誰かに働きかける力になっていくのだと思います。
自分にダメ出しをすることは簡単なことです。でも、ダメ出しばかりしていては前に進むことはできません。誰にでもいいところはあります。誰かと比較するのではなく、自分のいいところ探しをしてあげること。そんな風に自分と付き合っていくことで、自分のためにも、誰かのためにもプラスにはたらくことのできる自分になっていけるような気がします。
自分のためにも、誰かのためにもプラスにはたらくことのできる自分になるためには?
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