腕と軸の関係を使って楽に構える ~ATレッスン記録~

先日のBody Thinkingの授業について、今日のブログはその覚え書きです。

【腕と軸】
・腕の付け根は「胸鎖関節」である。
・胸鎖関節から始まって、鎖骨、上腕骨、橈骨・尺骨、手首の細かい骨、指の骨というのが基本の骨格である。

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・鎖骨と上腕骨は肩甲骨を介してくっついている。
・肘は尺骨が形成している。尺骨は腕の動きをメインに伝えている。
・手首は細かい骨で形成されており、三段連結になっている。これを思うことで可動性が広がる。

【腕に関わる筋肉】
①腕を支えるための筋肉
・大胸筋
・広背筋
・三角筋
・僧帽筋  など

②腕を動かすための筋肉
・上腕二頭筋
・上腕三頭筋 など

③指を動かすための筋肉
・指の関節を曲げるための筋肉は手のひらの中にある。指先を曲げるための筋肉は腕にある。だから、指先でつかむようにピストンの操作をしようとすると腕が緊張してしまう。指回し運動で手のひらの中にある筋肉を覚醒させることができる。こちらの筋肉を使う方がより効率的に動く。
・尺骨側の方が力がはたらくので、小指の方が力を入れる運動には向いている。親指は細かい動きをするための指である。

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【ホワイトボードの書き方】
○意識すること
・腕の付け根は胸鎖関節
・足の重心移動も使える
・頭が動けて、体全部がついてきて、ペン先をリーディングエッジにして書いてみる
・広背筋は仙骨からついている長い筋肉である

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【楽器の構え方】
楽器を構える時、腕を引き込む動きではなく、ベルの先が弧を描くようにして持ち上げると、腕を長く使うことができる。それによって鎖骨や肩甲骨などについている呼吸に関する筋肉が自由になり、より楽に吹ける。楽器を構えた状態でどこまで動けるか試してみることで可動域を広げることもできる。

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【呼吸について】
呼吸はとにかくまず吐くことを大切に考える。機能的残気量がある状態で息を吸おうと思っても、それ以上吸うことはできない。腹筋や骨盤底筋の力や肋骨を絞る動きを利用して吐くことを徹底することで、はじめて自然に吸うことができる質が高まる。吸うより吐く。吐けば空気は入ってくる。

この他にもいろいろな質問が出され、楽しく学ぶひと時となりました。

ホワイトボードの書き方、楽器の構え方についてはすぐに実践していきたいと思います。

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腕と軸の関係を使って楽に構える ~ATレッスン記録~” への1件のコメント

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