「良い姿勢」が呼吸をしづらくさせている?! ~ATレッスン記録~

先週、Body Chance新年度初授業を受けてきました。
音楽プロコースに入学して2学期目。まだまだアレクサンダー・テクニーク教師への先の道のりは長いですが、仕事と両立させて頑張っていきたいと思います。ということで遅くなりましたが少しずつ備忘録をupしていこうと思います。
■思考は体を固めることもある
まず、1つのテーマについてグループで話し合いました。
そこで面白かったのは、話している内容によって体が固まったり、楽になったりすることです。
心のどこかで嫌だなとか、不安だなと思っていることだと、体が防御反応を示し固まるものなのだなと実感する出来事でした。
不安や危険を察知して体が硬直するのは動物として自然な反応だけれど、人間が何かをしようと思った時、その動きの効率を下げてしまうことにつながることもあります。
だからこそ、まず自分のことをよく観察して固まってしまうことに気づき、それを抑制する指示を与え続けることは大切だと思いました。
例えば「自分を追い込まないと上手くならない」と思っていたとします。追い込むことでできるようになることもあるかもしれません。
しかし「自分を追い詰めているから上手くできない」と思って、何が自分を追い詰めているのか原因を考えてみると、自分に与える指示も変わってくると思います。
楽しいと思ってやっているとき、好きなことを思いきりやっているとき、やりたいと望んでいることをやっているとき、人は本来自分の持っている力を発揮して、結果としてよいパフォーマンスができるように思います。
自分のことも他人のことも追い詰めすぎず、「望み」に着目してやっていきたいものです。
■胸骨は恥骨よりも前にある
アクティビティでは「低音域でタンギングがうまくできない」ということを相談してみました。
そこで言われたのは、
・マウスピースと唇を密着するために「音域によって楽器の角度や向きを変えていく」ということと
・呼吸をしやすくするために「胸骨は恥骨よりも前にある」ということを意識すること
ということでした。
どうしてもトランペットを吹くというと、胸を張って、ベルを水平に上げて、「よい姿勢」で、という癖が染み付いてしまっている私ですが、この「胸骨は恥骨よりも前にある」というイメージを持つことで、姿勢を保つために張っていた腹筋を緩め、たくさん息を吸って吐くことができるようになりました。

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息の流れが変わってくると、自然に出てくる音も変わってくるものです。それが実感できる素晴らしい体験でした。
先日もラッパのレッスンで呼吸のことは言われたばかりだったので、先生方にアドバイス頂いたことを活かして、響きのある音で奏でられるようにしたいものです。これは早速部員たちにも還元、還元!
自分は音楽の専門家ではありません。でも、教育を専門に選んだ端くれだからこそ、生徒が学んで成長していくように、自分自身も学び続ける人間でありたいと思います。そして、少しでも悩んでいたり困っている生徒、夢に向かって努力している生徒の力になれるように頑張っていきたいと思います。レッスンを受けて、そんな決意が湧いてきました。頑張ります。。
(Twitterまとめ)

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