支えているのはどこ? ~ATレッスン記録~

昨日のブログでは主にメンタル面でのことを書いていきましたが、一昨日のバジル先生のレッスンで教わったことの中から、それ以外のところについて少しずつまとめていこうと思います。
先日のレッスンで自分が質問したのは「ロータリートランペットの持ち方」でした。
どうもしっくりこなくて、すぐに左手の小指(フックにかけている部分)が痛くなってしまったり、右手でロータリーを押すのも遅れてしまうような感覚があったので、それを質問してみました。
そこでまず言われたのは、「構える前に普通に持っている状態から、マウスピースをただ唇のところにもってくるだけ」ということです。
それだけでも、吹きやすさは全然違います。小指も右手も全然気になりません。
ここでバジル先生は私に質問されました。
「楽器を支えているのはどこですか?」
一瞬答えに迷っていると、バジル先生は「楽器と接着している面全てで楽器を支えているのですよ」と教えてくださいました。
そう、左手はフックにかけている小指だけでなく、楽器に触れている薬指、中指、人差し指、親指のすべてが、右手の親指、さらには唇まで、とにかく楽器に触れているすべての面に力は分散してはたらいているのです。
それを意識した時、左手全体でもっと楽器を持ってあげた方がいいのだな、ということと、まだプレスが足りないということに気付くことができました。
今度はそこに注意しながら、マウスピースを唇にただ持ってきて、しっかりセッティングをして吹いてみました。
明らかに音の飛び方が違います。
これと同じように、身体はどこで支えているのか、といったら、地面との接着面全てです。足、椅子に座っているお尻、それらすべてに体重が分散してかかっています。
そのようにイメージするだけで、どこか一部分に負荷がかかりすぎないようになりました。
支えているのはどこ?
・・・その答えは、「接着面すべて」ということ。
当たり前のようだけど、忘れがちなところに気付くことができて、とても充実したレッスンとなりました。
(つづく)

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