『腹直筋を手放そうキャンペーン』で楽に呼吸をする!

先日、Body Chanceのベーシックのレッスンを久々に見学しにいきました。今日のブログはその備忘録です。
ベーシックのレッスンはアクティビティが中心になるわけですが、その中でも頭と軸の話、呼吸についての話、体全体を考えることなどが出てきて、改めて基本的なことから学ぶことができ、とても充実した時間となりました。
中でも心に残ったのは、「何かをしようとするとき、体のどこかが助けを申し出ているから、それを使ってあげる」という言葉です。
つい何か新しい動作をしようとすると、人はその変えたい一部分だけに目を向けてしまいがちです。そうではなくて、常に体全体のことを考えることで、必要な力たちが集ってきてくれる、そんな風に考えてみるとよいのかもしれません。そうでないと、また別の箇所に違う力がはたらき、バランスが崩れてしまいます。そのためにも、「体全体」を意識していくことはとても大切なことなのだなと思いました。
あとはプロコースの授業でも出てきましたが、『腹直筋を手放そうキャンペーン』は「腹を意識しろ!」と言われて育ってきた管楽器奏者にとって、とても必要なことだと思いました。
本来息を吐き出すときに使う腹横筋は深層筋であり、ギュッとつかっている感覚をつかみにくい筋肉です。だからこそ感覚を感じやすい腹直筋にすぐ意識がいくわけですが、ともすると息を吸うときにも固めてしまい邪魔になりかねません。

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「息は吐ききって腹筋を緩めれば、勝手に入ってきてくれる」くらいの気持ちで、自然の流れに任せ、前に向かって吹き込むのではなく、「骨盤底(下)から硬口蓋(上)に向かっていく」というイメージをもって吹いてあげることで、アンブシュアも気にすることなく、楽に吹けることが改めて分かりました。
他にもすぐに使えるアイディア満載のレッスンでしたが、とりあえず自分は目の前の(指揮を振る)本番に備えて、「前に進んでいくとは、後ろの空間が増えていくこと」という意識をもって、自分の背中も見られているのだと思って、全身で表現していけるように頑張っていこうと思いました。ありがとうございました。

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