習慣の上書き ~悪い習慣も自分の力のうち~

今日は楽器を出して吹き始めてから、なんとなく調子が悪いなと感じたので、しばらく吹いてみてから自分の観察をしてみました。
その結果、分かったことは…
【観察結果と考察】
・背中がぐしゃっとしている
・頭を意識できていない
→「頭が繊細に自由に、からだ全体がついていく」を意識する
→一回立ち上がって、坐骨を意識して、ひざ、足首、股関節を曲げて座ってみる
・譜面を読むのに精一杯
→音を出さずに頭でソルフェージュをしてから吹く
・息の圧がつくれていない
→「息は下から上」と、みぞおちあたりを意識する
このように分析してみると、大事なことが意識できないまま、楽器を吹いてたなということに気づきました。
このままではまずいな、自分の使い方をもう意識して、奏でたい音楽のために奏でようと思って臨んだtutti。
隣で吹いていたアシの方が上手すぎて、負けじとうっかり吹いてたら完全に悪循環にハマり、バテてしまいました。。。
「負けじと吹く」と、頭セキツイの関係をお願いできなくなってしまい、だんだん体がかたくなるものです。そして呼吸がしづらくなり、唇が締まり、息の通りが悪くなっていきます。
あくまで自分のペースを守りながら、楽器のツボで鳴らして響かせることを大切に奏でようとすること。あとは任せるだけ、なのですが、なかなかうまく自分の意識をコントロールできませんでした。
でも、上にあげた分析結果を意識して、フレーズを感じながら息を流しっぱなしにして吹けたときは、とっても楽に楽器がビンビン鳴っていて気持ちよく吹けました。
これだな。という手応えがありました。
つい頑張って吹こうとして、全身を支えるようにぎゅっと力をいれてしまう習慣のある私ですが、この「のせてもらう感じ」に最初は少し助けてもらいながら、良いイメージで自分を少しずつ上書き保存していけばよいのだと改めて思いました。
悪いと思う習慣は正すのではなくて、それも自分の積み重ねてきた大切な経験だと受け入れた上で、良いと思われる新しい習慣で上書きしていく。それで自分自身が少しずつアップデートされていくのだなと思います。そんな風にゆっくり地道に上達していきたいものです。
上手い人と吹いていると、上手いようにのせてもらえる気がします。そういう機会に恵まれたことに感謝しつつ、また練習していきたいと思います。

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