レッスンで教えて頂いたことシリーズも第3弾となりました。
自分が自分で思い出せるように書いたものなので不手際があるかもしれませんがお許しください。
さて今回は、高校時代お世話になっていた矢澤定明先生に教えて頂いたことをまとめておきたいと思います。
1.ウォームアップ
・体操やランニングなど、体のウォーミングアップは絶対に必要。
・1番を吹くときは特に、ウォームアップで低音をバリバリ吹きすぎないようにする。
・自分なりのメニューを決めて必ずやる。→調子が悪い=問題があることの確認が出来る。
2.アンブシュア
・上行形の時も下降形の時も、アンブシュアはそのままで吹けるようにする。
・最初に口を定めたら、鼻で息を吸ってそのままの口で自然に音が出るようにする。
→アンブシュア安定のため
・唇の振動と息のバランスを考えて練習するようにする。
3.タンギング
・音の移り変わり目できちんと輪郭をつけられるように、舌の準備をしておく。
・やわらかいタンギングとはっきりとしたタンギングを使い分ける。
・舌に力を入れると喉にも力が入ってしまうので気をつける。
・発音について、速いときは組み合わせたり、高さによって変化させる。
・Tah ・・・テヌート気味
・Tu ・・・音が続くとき
・Te, Ti ・・・高音
・Ta ・・・瞬発的
・Du ・・・やさしめ
・ダブル・・・DigiDigi~、TukuTuku~、TakaTaka~、TekeTeke~ etc…
・トリプル・・・DDG~、TTK~、DGG~、TKK~ etc…
4.ハイトーン
・高い音を確実に当てられるようにするには、
a)マウスピースでその音が出そうなところをイメージする(イメージ+ソルフェージュ)
b)そのままのアンブシュア、息のスピード、舌の高さで楽器をつけて吹く
というような練習をするとよい。
・音が上ずらないように、上から見下ろす感じで吹く。
5.アンサンブル
・基本的には周りを良く聞くのがアンサンブルであるが、1番を吹く場合、性格上前に流れていかないと音楽が止まってしまうことがあるので、場面に応じて周りを聞かずに遅れないようにすることも大切。
・ゆっくりとした曲の場合は特に、おちついて、みんなで合わせて深く息を吸って始める。
・コードの変わり目や、和音の時に動く場合はしっかりと移っていく。→変わったことがわかるように吹く。
・どんな感じでも良いので、自分たちでストーリーをつくってイメージを共有する。
6.トランペットを吹くということ
・自分で引っ張ろうとしすぎるとペースを崩してしまうので、根性だけでなく、無理しないで6割くらいの力で吹けるようにする。
・トランペットの1番は自分でひっぱったりテンポを決めることが多いので、耳を働かせて周囲のことに気を配ることが大切である。
・本番で緊張した時、助けになるのはブレスである。本番前の深呼吸に始まり、本番中でもブレスに助けられることも多い。また、自信をつけるのは練習と経験なので、とにかくやる。
特にアーティキュレーションのつけ方や、1番ラッパとしてアンサンブルを引っ張っていく心構えのようなものは、基本的には今も矢澤先生に叩き込まれたものが根付いている気がします。
今ちょうど部活ではアンサンブルコンテストに向けて練習しているところですが、自分自身、こうやってレッスンを受けられた機会を受け継ぐべく、今後も頑張らねばと思うのでありました。
ラッパのレッスンで教えていただいたこと その3 ~1番ラッパとしてアンサンブルやるときの心構え~
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