今週はほぼ丸々1週間、インフルエンザでダウンしておりました。
が、タ〇フルという特効薬のお陰ですぐに熱は下がり、でも外出許可は出ず、楽器は職場…ということを口実に、前々から欲しいなと思っていたポケットトランペットなるものをAmazonで購入してみました。
メーカーは〇ルントナー。中国製であまり良い噂は聞いたことはなかったのですが、値段の割にはちゃんと音も柔らかいし、音程も悪くなく、ピストンの動きが若干気になるくらいで遊ぶにはちょうどよい楽器だなという印象を受けました。
最近はスマホアプリの「PCM録音」というやつで録音しながら個人練をするようにしているのですが、ポケトラでの練習もとりあえず録音してみました。ベルが小さいためか、少しピッコロトランペットを吹いているような音色にも思えましたが、自分の耳で聴いていたのとさほど変わらない音でした。
ここまで、某〇ルントナー社の宣伝のようになってしまっていますが、言いたいことはここからです。
ようやく外出許可が出たので職場に楽器を取りに行き、今日は久々に思い切り普通のラッパで練習をしたのですが、録音した音を聴いて改めて思ったことは、「イメージしている音が出る」=「頭の中にない音は出ない」ということです。
当たり前のことですが、ポケトラ吹こうが普通のラッパ吹こうが、マウスピース変えようが、多少の音色は違えど、録音してみると自分の音の嗜好性がはっきり分かるものです。道具を変えたところで脳が変わらなければ音色は変わらないな、と改めて実感しました。
だからきっと、アンサンブルをしていて「合うな」と思う人とは頭の中で鳴っている音が近いのだろうなと思います。だからなんとなく音楽観も似ていて、気が合う人が多いようにも思います。
それはそれで良いことなのですが、逆に考えてみると、自分の中の価値観を広げることは、人とのつながりをひろげ、音楽をより豊かなものにかえていくことにつながるように思います。
「こういう音色で吹きたい」という音色がたくさんできて、一色じゃなくて虹色に輝けるようなラッパを目指して、また日々精進していこうと思うのでありました。
(Twitterまとめ)