音楽でつながっていく仲間の輪を大切に

この週末は、懐かしいバンド仲間と久々の再会をする機会に恵まれました。今日のブログでは、その中で改めて感じた「仲間の大切さ」についてつぶやいていこうと思います。
土曜日は中学の同窓会。卒業20年目にして初めての同窓会で、バリバリ仕事をこなしている人から、子連れで参加している人まで様々な顔ぶれに出会うことができました。吹奏楽部の仲間と会ったのも本当に久しぶりだったのですが、仲間の顔を見るとあの頃一生懸命取り組んだ曲が浮かんでくるから不思議なものです。コンクールも出ない同好会のようなバンドで、モチベーションの違いからいっぱいケンカもしましたが、かけがえのない時間を共に過ごし、共に音楽をつくってきた仲間はいくつになっても大切な宝物だなぁと改めて思った瞬間でもありました。
日曜日は10年ぶりに参加する吹奏楽団の練習でした。10年の歳月を感じさせないくらい、自然に自分のことを受け入れて下さり、相変わらず吹きっぷりも飲みっぷりもSuperなBandで、いつまでも変わらない雰囲気になんだかとてもホッとした気分になりました。この吹奏楽団に入ったのは、大学オケの先輩に引っ張られていったのがきっかけだったのですが、周りの方々が上手すぎて社会人になってからは練習について行けずに辞めることとなってしまいました。でも、そこで出会った方々とはその後アンサンブルに誘って頂いたり、別のオケで出会ったり、自分の人間関係を広げてくれる貴重な出会いでした。そんな自分の原点とも言える吹奏楽団に再び入って共に音楽を奏でることができる機会が与えられたこともまた、感謝しなければいけないなと思いました。
ここまでたらたらと思い出話のようなことを書いてきましたが、音楽は奏でることで自分の内面を表現したり、感性を磨いたり、感動したりするだけではなく、私たちに大切な「仲間」を与えてくれるもののように思います。
もし、自分が音楽をやっていなかったら…
自分の交友関係はもっと狭いものになっていたと思うし、考え方ももっと頑なだったかもしれません。辛いこともあったし、嫌なこともあったけれど、それを勝るくらい楽しいことも経験できたし、大好きな人たちと出会うこともできました。
今この瞬間にも、部活や様々な団体で、人間関係で悩んでいる人はたくさんいると思います。無理して我慢して付き合い続ける必要はないし、むしろ心身を害することもあるのでやめた方がいい付き合いもありますが、もし近くに熱く音楽のことを語り合えたり、なんとなく互いに居心地が良いなと感じる人がいたとしたら、その関係は本当に大切にしていきたいものです。良縁は良縁を呼び、新しい人間関係がどんどん広がっていき、自分自身の視野も広げていくことができると思うからです。
つい、大切な仲間を傷つけてしまうこともあるかもしれません。
大切な仲間に傷つけられてしまうこともあるかもしれません。
でも、同じ音楽を奏でようと思える仲間なのであれば、とことん向き合って話し合い、互いを理解し合えるとよいように思います。簡単なことではないかもしれないし、他の人の力を必要とすることもあると思いますが、頭から「こいつとは合わない」と人間関係を絶ってしまうのではなく、どこか共有できるものはないか、できるところまででよいから探していけるとよいように思います。
吹奏楽やオーケストラは仲間がいて初めて奏でることができる音楽です。
だからこそ、仲間を本当の意味で大切にしていくためにできることを考えていきたいものです。

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